ちょっと自作の心理テストにお付き合いください。
・あなたは「親を愛すべきだ」と思っていますか?
・あなたは親孝行な子供だ、と自分で思いますか?
・あなた自身に、他人を信用できないとか、傷つきやすいという特徴がありますか?
・病院でもなかなか治らない不思議な持病がありますか?
このブログに来てくださっている方は、
意識はしていないし記憶にもないけれど、小児期トラウマを抱えていると思います。
かくいう私も、一月前まで
「私は親に愛されたし、私は親を愛している、普通の家庭の子だ」
なんてお気楽に思っていたのですから。
友達にも本当に多いんですよね、トラウマティックな人って。
加藤諦三先生によれば
「親子逆転」している親は、子供を承認欲求の手段としてサディスティックに利用している
そうです。まさに我が家にぴったりな言葉です。
さて、この四つの質問は、親子間のトラウマがあるかどうかの質問でした。
前半二つ、後半二つで、それぞれ一つ以上当てはまったら、多分お仲間です。
HSP(ハイリーセンシティブパーソン、敏感な人)は
半分以上の人が親からのストレスにより、安心安全が奪われている結果だと思います。
そういう方は、矛盾した欲求の間で板挟みになっています。
良い子の自分「親を愛さなきゃ、親孝行しなきゃ、良い人でいなきゃ」
本当の自分「親は私を『愛』『しつけ』と言って傷つけた。自由になりたい」
大抵の場合、頭では良い子や良い人になろうとして、
身体が「もう限界、むり!」と抵抗しています。
こういう場合は、身体の不調を「本当の自分のサインだ」と思っていただきたいです。
めまいとか、パニックとか、頭痛とか、吐き気とか、色んな「不定愁訴」がありますが
まずは「○○すべき」を一旦脇に置いて、
冷静に自分が何をしたいのか感じ、メモ帳に書き出してみてください。
多分、理想と現実が矛盾していると思います。
私の場合をご参考まで書いておきます。
<なんかおかしい気がするけど、ついやってしまう「すべき思考」>
感情は表に出してはならない
人に頼ってはいけないし、甘えてもいけない、依存は絶対にダメ、全部自分でやる
ルールは絶対に守る、例え人が見ていなくても
私は変わっていておかしい人間で親に迷惑をかけるから、親に感謝しなければならない
<本当の自分の声>
感情を出すことを禁じられていただけだよ、感情出したいよう
普通に人間関係作りたいよ、頼れない甘えられないのは親だけだよ
社会の人は適度にルールを守ってるよ、親だって破ってたよ、自分を許そうよ
変わっていたのは親だよ、もともと発達障害だったんじゃなくて、虐待で脳がスカスカなんだよ
こう思えるのに三十年以上かかってしまいましたが^^;
自分らしくしていて出来ることは、「○○すべき」「ねばならない」とは思わなくても出来ています。
「すべき」と思わないと出来ないことは、後から押しつけられた価値観です。
生まれた瞬間には持っていなかったし、健全に育ててもらえていたら身に付けなかった価値観です。
自分では思いつくのは難しいので
・親しい人(家族以外の友人やパートナー、恋人)
・先生、上司
にさりげなく聞いてみてください。
他人に聞くのは恥ずかしい方は
・人生で言われて傷ついた/意外だった、悪口、指摘、注意の内容
を思い出してみると、自分の矛盾した価値観に気づけます。
私の例では、小学生の時に「計算高い」と言われて驚いたことがありました。
母には計算高さで到底及ばないと思っていて、自分は計算高くないと思っていたからです。
でも、それは使えるスキルではあるので、
「計算高さ」という特技は、ビジネスや交渉だけで使うようにしています。
なんでこんなことを書くかというと、
追い詰められた時、人間は「やられて嫌だったこと」を関係ない人にやり返してしまいます。
結局、自己嫌悪に襲われたり、その相手に嫌われたりして、
また何度でも自分を傷つけてしまいます。
だから、今止めなければ、余裕がなくなるとすぐに悪い癖が出ます。
この一連の成長をする上で、一番邪魔なのは
「親(自分を縛ってきた人)を愛さなければならない」
という余計な考えです。
急にではなく、少しずつ薄めていくことです。
毒親対処のはじめの一歩ですね。
文庫本でとても読みやすく、虐待とまで行かない方にも読んでいただきたいです^^
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