親が過干渉でトラウマをおった私の場合、
一対一だと空気が読めるのに、
集団になると空気が読みづらいという短所があります。
なぜなのか、その理由を今日は記します。
親によるトラウマがある人は、
記憶が途切れるほどの二重人格とまでは行かなくても、複雑な人格の構造をしているようです。
本来の自分
↓↑
良い子、よそ行きの自分(演技)
↓↑
相手
という構造でコミュニケーションを取ります。
本来の自分を否定されて育ったので、
ありのままでは怖すぎて他人に接することができません。
よって、
演じている自分で
相手の考えを読み解いて、
演じている自分で
相手の望む答えを出さなければなりません。
でもそもそも、よそ行きの自分は所詮演技なので、本心はそこにありません。
なので、どうしても推理を外します。
日常生活で安倍総理を演じろと言われて、
でも安倍総理の気持ちが瞬時には理解できないのと同じです。
「ハイ、今の僕の表情を、安倍総理になったつもりで演技して読み解いて、適切に空気を読んで答えてね」
と言われているのと同じです。
無理ですよね。
本心の自分なら簡単に出来ることも、
作ったキャラでは、
あれ、このキャラってこういう時どう話すんだっけ?
となって、うまく会話が出来ないのです。
好きな男の子/女の子の前だと変なことを口走ってしまったりするのと一緒です。
なので、外でキャラを完璧に作りこんでしまう人が
空気を読めたら天才です。
天才すぎるので、ご自身を誇りに思ってください。
その演技力は役者レベルです。
じゃあKYさをどうすれば良いかと言うと、
ありのままの自分でも自信を持って他人とぶつかれるようにするしかないそうです。
私もいま、その課題にぶつかっています。
自分に自信が持てなかったら、一生KYさとはお付き合いになるでしょう。
そのためには、辛い過去から逃げずに向き合うしかないのだと思います。
私のせいでKYになったんじゃないのだけれど、
小児期トラウマは逃げれば逃げるほど、一生追いかけてきます。
心だけではなくて身体も追いかけて、免疫力を下げます。
もう、諦めて向き合ってしまった方が、近道だと思っています。
トラウマの向き合い方などは別に記します。
ちなみに、自己主張タイプのKYさんとは違います。
積極奇異型のアスペルガーさんなどは、自分の正論と他人の感情が食い違うことで、
空気が読めないというレッテルを貼られることがあります。
例えば、みんなが食べたいものと、アスペルガーさんが食べたいものが違って、
ランチタイムに浮いてしまうということがあると思います。
アスペルガーさんの食への強いこたわりが、他人には理解できないからです。
ここで言っているのは、相手に合わせすぎた結果、訳分からなくなるタイプのKYさん向けです。
発達障害の人のコミュニケーション本では、
吉濱ツトム先生が好きです! 当事者が書いているのが信頼できますよね。
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