さて、トラウマ、身体の弱さ、自己愛、不安、人格障害、キレやすさをどう治していくか? です。
文系理系の学問をそれなりに勉強してきて、
身体中わけのわからん病気に悩まされ医者をたらい回してきた私がいま持っている解答は、
「不調の原因は、体内にいる”動物的身体”に聴け!」
です。今日はその全体イメージについて書かせていただきます( ´ ▽ ` )
まず、不調を作る原因のほとんどは、
「私? 人間だよ? 人間っていう、動物ピラミッドの最上位の、さらに上位の人間」
という謎のおごりたかぶりに原因があります。
このおごりを「いったん横に置いておく(エポケーする)」必要があります。
なので、今これを読んでいただいている瞬間だけは、
肩書き、実績、地位、役職などは忘れて、ただのヒトに戻ってみてください。
第一段階 私はちっぽけで別にいい
「わたしは上位の人間じゃなくても、じゅうぶん素敵で、じゅうぶん生きられる」
こう思えるのが最初の関門です。
たとえば、「○○大学を出た」とか「会社で部下もいるから」みたいな気持ちがあると、
なぜか「わたしは上位の人間だから、恐怖とか感じないし?」というおごりが増強され、強がりが止まらなくなります。
でも内側では強烈な恐怖を感じているため、他人をdisったりいじめたりして「見なかったこと」にしてしまいます。
または愛着障害を見ないようにするためにセルフネグレクトに陥り、無頼者として振る舞うパターンもあります。
私も高校生くらいから父が死ぬまで、こういう「自己愛教」に振り回されてきました。
自己愛にズブズブになると起きる悲劇はすでにたくさん記事を書きましたので、
そちらをご覧いただけましたら幸いです。

第二段階 私も動物も、ただの「生き物」
こうなるとグッと宗教的でスピリチュアル的になるので、
嫌だと思われる方もいると思います。でももう少し我慢してください。
私を悩ませていた「解離」「虚脱」「うつ」という作用は、
実は爬虫類時代の神経がしていた「防衛反応」です。
だからヒトの私が理屈で理解しようとしても、ぜったい説明できません。
その「ぜったい説明できないこと」自体を受け入れます。
なのでどうやっても「アヤシイ」感じは残りますが、
神経医学的には「ポリヴェーガル理論」といって体系化されています✨
論文ラブな方はぜひぜひ以下のリンクの千葉大の論文をお読みください!
この話は難しいのでゆっくり分かる範囲で解説するつもりです。
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/106084/S13482084-67-P329.pdf

第三段階 ストレスと防衛に、ヒトも動物も関係ないよね?
第二段階まで納得いただけたら、これはスッと入ってこないでしょうか。
つまり、動物というものには「安心安全で長生きしたい」という本能があります。
難しくいうとホメオスタシスというやつです。
だから、「死につながる可能性のあるストレス」にヒトも動物もないのです。
コロナはもちろん、いじめも虐待も料理が口に合わないのも「死」を連想させるものはすべてストレスです。
うちのハムスターは寝ているときにケージを覗き込むと、
その気配にびっくりして、警戒して、指をいれると噛み付いてきます。
第三段階では、ハムりんの恐怖も、30過ぎた人間の女の恐怖も、同じだと感じるようにします。
そこに高尚な哲学はなく、ただ「死ぬのが怖い」のです。
そして、「信頼する仲間からぎゅーっとされたら幸せになる」という
哺乳類として不変の事実をしっかりと受け止めます。
逆に、人間しか持たない快感のシステムは疑ってかかります。
ゲームとかギャンブルとか飲酒とかタバコは、イグアナ界にはありません。
だから安全性は低く、依存性は高いのかな、と考え、ピンチの時には触らないようにします。

第四段階 あらためて、私の恐怖ってなんだったんだっけ?
「自分は高次の人間である」と思い込めばこむほど、危機に鈍感になります。
だから急に「さて、あなたの恐怖やストレスを語ってください」と言われても無理です。
過労で倒れた友人で、「どこも悪いところはないんだけどな」と言っていた人がいて目ん玉飛び出そうになりましたが、
自己愛が極まるともはや身体の疲れや不調なんて全然感じなくなっていきます。
一方、ブロガーの方のように理屈や言語を得意とする方は、
おそらくあらゆるストレスを「合理化」で対処されているはずです。
そうではなく、あなたが「完璧に忘れている」、または「しょうもないこと」「クセ」「持病」「遺伝」と思い混んでいるソレが、
実はあなたのトラウマの本質だったりします。
私の場合は「呼吸がおどろくほど少なかった」ことと、「感情がない(見た目上はある)」ことです。
この二つ、特に息をしていないのには、先生方はびっくり仰天していましたが、
私にとっては生まれた時ずっとそうなので「当たり前過ぎて逆にびっくり仰天」な出来事でした。
ええ? そんなこと?? みたいなことが、
実は全然普通では無く、まして個性というような良いものでもなく、
コッソリあなたの人間関係のギクシャクや、治らない病を規定しています。

第五段階 身体の違和感、身体のムカつきを師匠にして、わたしが弟子入りする
ムカつくといっても、胸がムカつく人、胃がムカつく人、他にも様々いて、
さらにムカつき方も、ザワザワ系、ピリピリ系、キューっと縮む系などいろいろです。
これは「みんな違ってみんな良い」ストレス反応です。
みんな顔つきが違うように、神経の働き方もみんな違います。
なので、ご自身の身体の違和感について、5W1Hを作ってみてあげてください。
どこが、いつ、どこで、誰といるときに、どんなふうに、どうなった? です。
まずは何にどう反応しているのか正確に知ることです。
今後のブログで具体的に私がどうしているのかは公開します!
トラウマのセラピーをうけると、セラピストさんが手伝ってくださいます。
↓はパニック発作という一つの例です。

第六段階 弱さも強さも超克して「超ヒト」になる٩( ‘ω’ )و
ニーチェのところでも言った「超人」、または仏教で言う「悟り」がイメージに近いです。
とりあえず私の造語で「超ヒト」とします。
人間(human beings、ホモサピエンス)は基本的に知的なオスのことなので、ヒトだと女性も含まれるのでこっちにします!
魚類、両生類、爬虫類、哺乳類、猿、原人、ヒト
こういう順番で進化してきたので、ヒトの身体にはちょっとずつ
「魚っぽさ」「カエルっぽさ」「イグアナっぽさ」が残っています。→動物進化の系統樹
そういう「動物としての普遍性」を受け入れられたら、
すべての側面を持つ複雑な「ヒトとしての私」を安全に楽しく生かしてあげるために
あえて動物である身体をなによりも愛し、なによりも労わります。
身体がムカムカしてきたら、自分で自分をケアしてあげれば、他人に迷惑は一切かかりません。
自己愛は「脳内イメージ」に映った自分を愛しているのに対し、
身体への愛は、「髪の毛の先から足の裏の皮膚まで」すみずみまで、身体に対して「ご主人様」とか「社長」として面倒をみる感じです。
まさに一国一城の主です( ̄∀ ̄)
トラウマセラピーの仕上げ段階=ヨガなどで鍛えられます。
ヨガを始めた女性がご機嫌に見えるのは、
自分のムカムカを自分で対応できるようになり、
結果として自信がつき、
その結果として自己肯定感が上がり、
さらにその結果としてポジティブで健康になったからご機嫌なのです。
身体がボロボロな状態で作り笑顔をすると、
単純にうつ病または双極性障害になります。
手間を省かず積み重ねないとダメなパターンです。
私のような根が深い系の病人は、伝統医療の方が効いたりします😅



科学のみ! 宗教やスピリチュアルではありません
いま、私自身はこの第六段階を進めています。
身体の本来持っていた「バカは風邪引かない」でお馴染みの自然治癒能力が引き出されていく感じです。
宗教には一切行っていません。
スピリチュアル系も残念ながら一切行っていません。
いわゆる大学の学部にあるような「学問」と、
医学的に行われるトラウマセラピーだけを行っています。
双極性障害の薬と睡眠薬と抗不安薬以外飲んでおりません。
勧誘も壺を買わせるのもしないので、どうぞご安心ください。
本当は膨大な研究があるのですが、それを書いていると、
もう引用だらけでとても読む気が失せてしまうブログになります。
「トラウマ」
「ポリヴェーガル理論」
「解離」
などで検索すると、学術系の素晴らしいサイトさんがたくさんありますので、
学術的解説は他サイトさんにお任せして、
あくまで私は「結構重症めのトラウマ患者の実録」を記させていただきます。
続きはまた少しずつ、ゆるゆると╰(*´︶`*)╯
続き、一旦完結しました! こちらからどうぞ。




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