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「治らない病」克服日記 トラウマ(PTSD、PTG) モラハラ、自己愛性人格障害 心理的虐待、ネグレクト、マルトリートメント 毒親

①とにかく逃げたい私たちと、逃さない毒親&プレデター

治らない病を治す 当事者サバイバーによる駆け込み寺 「治らない病」克服日記
トラウマ、PTG、PTSD、複雑性PTSD
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ストレス反応の解説その①です。

人間社会では「逃げること」は悪いことです。美徳に反します。

ただ、ヒトという動物が持った神経(本能)は、

戦ってもかなわない相手(ストレッサー)からは、

逃げる

とプログラミングされています。

そこに「ストレス」というすごい葛藤があるのですね。

多くの現代人は「頭」と「身体」を区別して考えます。

身体が逃げたがっていたとしても、

頭では戦おうとして、作戦を考えたり合理化して落ち着かせたりします。

でも、見えないところで身体はずっと逃げたがっています。

これは闘争・逃走反応と呼ばれる、ストレス対処における交感神経の働きです。

https://realptg.com/2020/04/21/polyvagaltheory0/

 

家庭内の虐待は非常に分かりやすい例です。

ヒトの赤ちゃんは弱すぎるので、親に頼らざるを得ない。

だからどんなに虐待されても、戦うことも逃げることもできない。

こうなると闘争・逃走反応が失敗してしまっています。

身体は戦ったり逃げたりしたいのですが、

頭は「そんなことしたら死ぬ!」と判断して立ち止まります。

はい、矛盾しております。

逃げるか戦うかの動物、逃げさせてもらえないヒト

もしシマウマだったらどうするでしょう?

お母さんにいじめられたら、群からはぐれて一人で生きていくでしょう。

ヒトは脳が未成熟のうちに生まれるので、それができません。

そこで「我慢」とか「自制心」というヒトの美徳が培われます。

これは一見良いことです。ただ、

赤ちゃんという圧倒的弱者が、ヤバい敵が目の前にいるのに逃げさせてもらえない

という圧倒的事実は変わりません。

赤ちゃんシマウマが、なぜかライオンのお母さんに気に入られて、

本人はめちゃめちゃ怖がっているのに養育されているような感じです。

「逃げられないと心と身体が病む」仕組み

我慢に我慢を重ね、幼児なのに耐え難きを耐えすぎると、

身体の仕組み自体がおかしくなってきます。

脳内が24時間365日警戒態勢になり、

威嚇しているネコやイヌのような姿勢になります。

目を見開き、肩が上がり、背中が丸まって緊張し、攻撃に備えます。

平常時だろうとなんだろうと、逃げも戦えもしない以上、臨戦体制が続きます。

やがて絶え間なく延々に続く「生きるか死ぬかの臨戦体制」に身体が悲鳴をあげ、

免疫システムや代謝や睡眠がめちゃくちゃになります。

これが小児期トラウマの主症状です。

戦うことも逃げることも封じられ、たった一人で生きざるを得ない子どもは具体的にどうなるかというと、

このブログのようになります。

本人も周りも「明るくて責任感があって優等生じゃない?」と思っていて、普通に日常生活を送っているのに、

身体はまだ「平和」「安心安全」を知らず、24時間アルソック状態になっています。

それだから病気は増える一方で、治ることはありません。

見えない敵と戦うのに生まれる前から不眠不休でやっているので、病気どころじゃないのです。

大人になってからのトラウマについては詳しく分かりませんが、

おそらくメカニズムとしては同じです。

家出や非行の原因を推測する

だからPTSDの人が最初にするべき意識改革は、

「逃げたり戦ったりしてもいいんだ」

「逃げる場所があったんだ」

「なにもかも我慢しなくてもいいんだ」

と心の底から納得することです。

アダルトチルドレンが非行や家出をしやすいのは、当然といえば当然です。

本来安心安全なはずの自宅は、まさに阿鼻叫喚の地獄絵図で虐待の嵐なのです。

一歩外に出ると、ふつうの友達や優しい恋人がチヤホヤ甘やかしてくれます。

そりゃあ家に帰りたくないのは当然です!

私だって非行や家出に逃げようと何度思ったことか……殺されるのが怖くて出来なかったけど。

そうやって多くのアダルトチルドレンは

結婚を期に実家から脱出することに成功し、

はじめて自分が受けてきた虐待のすさまじさを知ることになり、

24時間アルソックを閉店して、自分の新しい家族のために生きる選択をします。

でも洗脳は解けていないので、多くの場合は虐待が世代間連鎖します。

そして人生で初めてゲットした「甘えられる相手」に全力で甘えます。

その不器用すぎる&重すぎる甘えのカタチがモラハラや虐待です。

生物多様性という、動物の生存戦略

また動物に例えて考えましょう。

ハムスターは乳離するまではお母さんの側で育ててもらいます。

ある程度育つと親離れして一人で暮らし、

発情期を迎えるとパートナーを求めて危険な大地を走り回ります。

この時、お母さんが子育てに熱心だったハムスターと、

なんらかの理由で子育てに熱心でなかった親のハムスターが出来ます。

これが生物の多様性による生存戦略の醍醐味です。

安心安全の感覚があるハムスターは、一般的な状況では生き残りに有利です。

でも、天変地異や敵動物の異常繁殖があったら、警戒心の強いハムスターが生き残ります。

これはヒトにも起きていること。

安定した愛着を持つ人は幸せな人生を送りますが、

特別な危機に馬鹿力を発揮しやすいのは生い立ちが不幸な人だったりします。

そもそも、すべてのヒトが教科書通りの素晴らしい育児なんて出来ないので、

生い立ちか幸せな人も不幸な人も、社会での役割の違いなだけだと私は思います。

自己決定権があれば、虐待されても復活は可能

ならば傷ついたハムスターはどうやって生き残るか? と言えば、

それは成長してから自分の力で工夫して生き残る努力をするわけです。

性格は遺伝子が半分、環境が半分といわれる所以です。

ここからは私の勝手な理論です。

毒親がなぜ毒なのかと言えば、

成長して自分の力で方法を探したり意思決定できるようになったヒトに対して、

なおも自分の思い通りにしようとして操作し続けるから。

子どもの時って「私は稼げないし弱いから、毒親でも従うしかない」って諦められます。

でも現代の毒親は、一旦支配した「都合のいい子ども」を絶対に手放しません。

一生「都合の良い子ども」をペロペロキャンディーみたいにしゃぶり尽くそうとします。

小さい頃は習い事をさせ、大きくなったら勉強させ、大人になったら金と旅行と孫をせびる。

快楽や刺激を子どもから手軽にゲットする権利があると勘違いしています。

新しく都合のいいペロペロキャンディーを作るのが超面倒だからです。

毒親の私的基準

逆に言うと、学費だけ出して大人になったら一切口出ししない虐待親は、

虐待親ではあるし責任はあるけれども、毒親ではありません。

虐待というほどではなくても、成人した子の自己決定権を奪い続ける親は、

どんなに良い親ぶっていても完全なる毒親です。

毒親をもった子どもは、目立った虐待がなかったとしても、

24時間アルソック💨

になっている場合があるので注意してください。

しつこいですが、簡易的にこれでチェックしてみていただきたいです。

★チェックリスト 「病気のもと」を見抜く
トラウマを持っている人って、我慢強いです。 我慢強いから、その場その場でやり返さず、記憶にも残さず、 ただ自分の体の奥底に刻み付けて耐えています。 なので「トラウマの記憶」という明確なものは存在しないことがあります。 ...

 

今日はストレス反応の最初の段階について、でした!

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