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「治らない病」克服日記ストレス対処トラウマ(PTSD、PTG)パニック障害モラハラ、自己愛性人格障害不安発達障害身体的病気とトラウマ

④「治らない病」と「凍り付き」の因果関係

「治らない病」克服日記
この記事は約7分で読めます。
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あつくて溶けちゃうハムりん

 

ストレス、特に記憶がないほど小さい頃のトラウマが、

凍り付きによってどのように「病気」化していくのか?

個人的経験を踏まえて大づかみに考察していきます。

過去記事はこちらからご覧ください! 連載記事です!

⓪病を治すには、動物になって考える?
ストレス、性格の歪みを「頭」「認知」で対応するのは限界があります。いったん脳を横に置いて、身体の声を正しい方法で聞くと答えがあるかもしれません。
①とにかく逃げたい私たちと、逃さない毒親&プレデター
いじめや虐待、毒親、モラハラ、パワハラには、「逃げられない」という特徴があります。この逃げられないこそストレスの根本原因かもしれません。
②逃げられないとき、闘争か、死んだふりか?
逃げたい/闘いたいのに、我慢し続けた経験はありませんか? 実はそのストレス、脳は忘れても身体は覚えているかもしれません。
③治らない病の原因は、ストレスからの「凍りつき」?
うつ、ひきこもり、不登校の原因は、メンタルじゃないかもしれません。逃げられなかったストレスは、脳は忘れても、身体は「死んだフリ」をし続けています。
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凍り付き自体は正常なストレス反応

一時的に死んだフリをするのは問題ないですし、

健康な人も日常的に行っています。

イヤなやつから説教されたら、脳味噌シャットダウンしてやりすごしますよね。

問題なのは、敵がとっくにいなくなっても「戦いは続いている」こと。

脳はすっかり忘れて友達と楽しくリア充ごっこをしていたとしても、

寝ても覚めても交感神経は優位のまま。

闘うか逃げるか、虐待の只中で時間も感情も姿勢もすべて止まっています。

攻撃者から逃げるために、それこそ30年以上緊急事態宣言が発令されたままです。

うそみたいですが、本当です。この身をもって、ついさっきも証明しました。

オオカミにやり返して発散するハズだった巨大エネルギー、

たとえばクシャミが出来なかったときのエネルギーのようなものが、

体の中で「凍り付き」と戦いながら

緊張や不安として渦巻いているのです。

アニメとかで出てくる「体の中に異生物がいて暴れる」というのは、

トラウマの人にとってはあながち間違っていないようです。

親がしつこく虐待するから、背足迷走神経(原始副交感神経)をシャットダウンして、

虐待された瞬間(オオカミに喰われかけた瞬間)で、「瞬間冷凍」しています。

「やり返したかったエネルギー」は溜め込まれたままで。

身体のどの部分がどのように冷凍されるかは、個人差がありすぎるので、

私の例については今後アップしていく予定です。

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凍ったままでも生きられる人間の特殊性

こうやってアダルトチルドレンの多くは「凍りやすい」身体になります。

でも、「死んだフリ」が身体にとって心地よいはずがないですよね。

身体はイヤイヤ、生きるために仕方なくやっています。

ハムりんなら、オオカミがいなくなったら速攻溶ける「凍り付き」も、

人間は、敵がいる限り凍り続けることが出来てしまいます。

表情ではニコニコ笑い、学校にもカラオケにも行く人が、

実は身体が「凍り付き」「死んだフリ」のまま生きていくということが可能です。

私をふくめ、ほとんどの人はビックリしてこの事実を受け入れられません。

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脳と身体をフルに使って危機を記憶&回避する

動き回って喰われないように身体が変わるのと同時に、記憶の強化も重要です。

でもハムりんクラスの脳味噌では、すぐ忘れてしまいます。

トイレの場所ですらお掃除のたびに忘れてしまうくらいですから……。

人間だって大掃除のたびに卒業アルバムの場所とか忘れますよね。

そこで、脳と身体と両方を使って、危機の場面を記憶するシステムが作動します。

身体というのは、主に神経の使い方と、筋肉と、腸内細菌(マイクロバイオーム)です。

現時点で私が実感している「動物的な敵の記憶方法」は以下4つです。

・息を潜めて警戒ーー神経を極力ムダ使いせず全力で省エネにしつつ、敵への警戒モードだけは24時間独りアルソックを続ける。これが不安症です。

・反芻(はんすう)ーー脳の記憶で忘れないよう、何度も何度も思い返して記憶を強化し、オオカミを脳内にしっかり覚えておく。ただし、記憶はどんどん改変されていくという問題がある。これがうつ病の主原因「反芻」です。

・身体に刻み付けるーー脳の記憶は改変されたり、忘れたりする危険性があります。だから身体(特に腸)に記憶を刻み、その場所を「冷凍保存」します。これが身体トラウマです。

・いつでも逃げられるorずっと死んだフリをするーーいつ敵が来ても対応できるように、無意識レベルで身体が逃げる姿勢でキープされるか、常に脱力した「死んだフリ」状態かで固定します。これが体のコリ、体の弱さによる「敵の記憶」です。

・攻撃か、凍り付きかという極端な身体ーー交感神経を全開にしているときは口数も多く社交的なのに、家に帰ってきたら布団にくるまってシクシク泣く、みたいな極端な反応をします。これが「見かけ上の双極性障害」です。

忍者が機密情報を記憶する時、身体に傷をつけて痛みとともに記憶するという忍術があります。

「不忘の術」と言います。

これはトラウマの職業的応用でしょうか。日本でもエビデンスがあるやり方です。

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トラウマと人格障害(パーソナリティー障害)と発達障害

この「凍りついていく体」の不快な感覚からガムシャラに逃げようとすれば、

自己愛やボーダーなどの「反社会性パーソナリティー障害」になり、

自分を追い込んで凍りついた身体を対応しようとすれば、

強迫性障害や回避性障害になるのではと推測しています。

身体の感覚から逃れたい、と言う点では、先天性の発達障害も同じです。

発達障害があると、自分が感じた感覚を統合することに困難があります。

それは外からの刺激でも、体内の不快感でも同じ。

「自分の体内への感覚過敏のせいで、他人への配慮まで気が回らない」と、

当事者の方の話で聞いたことがあります。

人格障害や依存症というのは、「どうみても正しい人間イメージ」を歪めてまで、

嫌われるのも覚悟で身体の不快感を取り除こうとする

無意識の必死な姿勢のことなのかな、と思います。

少なくとも私はそうでした。

その必死さが尋常じゃないので、周りは変に思うかもしれないけれど、

周りに決して理解されない

「凍り付きたくない(死んだフリしたくない)」

「体内感覚から逃げたい」

という尋常ではないエネルギーになるのかと。

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トラウマが病まで達するかどうか

一方、このオオカミに本気で喰われて死にかけてしまったりすると、

人間で言うと事故や性的暴行などあまりにショックすぎる出来事があったりすると、

身体がその状態のまま凍り付きます。これが複雑性じゃないPTSDです。

米兵とか、震災被害者の方がなる方のPTSDです。

一般にこちらが有名になりすぎていますが、潜在患者数は複雑性PTSDの方が多いと思われます。

ものすごく乱暴に言うと、

自立してある程度記憶もある時期に受けた単発トラウマ……PTSD

→事故、性犯罪(レイプ被害など)、戦争体験など

記憶にないほど小さい頃や胎児のころ受けた、または継続的なトラウマ……複雑性PTSD

→虐待、毒親被害、いじめ、胎児のときのトラブル

とまとめられると思います。

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凍り付きは「治らない病」の原因

本来安心安全なはずの場所で「死んだフリ」「凍り付き」し続けていると、

学校や社会でも、怖いことがあるとすぐ身体が凍ってしまいます。

健全な凍り付きは、緊張すると身体がこわばったり、仕事終わりに肩こりを感じたり、

大勢の前では声がうまくでなかったり、表情が固くなったりすることです。

でも、そういうのはストレッサーから離れると自然に消えますよね。

もっとハッキリ病的な凍り付きがあります。

これは現代のお医者さんではほぼ治せません。

専門分化しすぎた高度すぎる医療では「治らない病」です。

うつ、偏頭痛や過敏性腸症候群やぜんそくなども

凍り付きの症状からなる人が多い「治らない病」です。

心臓病、糖尿病、肥満、ガンとの関係性も指摘されています。

ほかにも、以下のような身体の症状があります。

感情が感じられない、無気力、身体がだるい、自分が自分でないように感じる、疲れやすい、時間や方向の感覚がわからない、身体が痛い、血圧が低く心拍数が少ない、下痢または便秘、ニキビ

 

私もあらゆる検査を受け、あまりの検査結果の良さにお医者さんから嘲笑され、追い返されました。

そういうご経験のある方もいらっしゃると思います。特に若い女性は。

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闘争・逃走反応 我流まとめ

直近4回の記事をまとめると、

①オオカミに襲われる(=ストレスの発生、過覚醒での対応)

②オオカミに対して交感神経が対応しようとする(=闘争・逃走反応の発生)

→オオカミに勝てれば問題は起きない(=闘争の完了)

③オオカミは強すぎて勝てない(=逃走反応)

④勝てないのに逃げることもできない(=凍り付き反応など、反応に個人差あり)

⑤恐怖を記憶や身体に刻み付け、2度と同じ過ちを起こさないように身体を作り替える(=トラウマ化)

⑥トラウマによって様々な「治らない病」が引き起こされるが、すでにトラウマの脳内記憶は失われている

となります。①〜③は以前の記事に書いておりますので、もしよければご覧ください。

次回は、最強にして最恐のライフハック「解離」についてです。

①とにかく逃げたい私たちと、逃さない毒親&プレデター
いじめや虐待、毒親、モラハラ、パワハラには、「逃げられない」という特徴があります。この逃げられないこそストレスの根本原因かもしれません。
②逃げられないとき、闘争か、死んだふりか?
逃げたい/闘いたいのに、我慢し続けた経験はありませんか? 実はそのストレス、脳は忘れても身体は覚えているかもしれません。
③治らない病の原因は、ストレスからの「凍りつき」?
うつ、ひきこもり、不登校の原因は、メンタルじゃないかもしれません。逃げられなかったストレスは、脳は忘れても、身体は「死んだフリ」をし続けています。

 

 

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