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心理的虐待、ネグレクト、マルトリートメント 愛着障害(D型 無秩序型、不安+回避) 毒親 身体的病気とトラウマ

愛着障害者(無秩序D型)の子どもと親ってどんな人?

心理的虐待、ネグレクト、マルトリートメント
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しばらく愛着障害と問題行動や人格障害について書いてみます。

今回は当事者サイドが感じていることを、学問的ではなくリアルに書きます。

愛着障害の基礎知識はWikipedia等ご参照くださいませ。

それでもちょっと解説

愛着障害は、トラウマや人格障害の根本原因として近年注目されています。

主に2〜3歳までの親との愛着関係により、身体と脳の仕組みが不安定なものに変わり、

一生影響を及ぼし続けます。「治らない病」原因の筆頭です。

臆病な動物ほどよく噛みつきますよね。

あれと同じ、警戒心と防御で精一杯のまま大人になります。

過緊張から仕事や学問ではうまくいっても、脳と身体はボロボロになりがちです。

愛着障害には安定型、不安型、回避型、それらの混合の無秩序型があります。

不安型は「みんな構って」「見捨てられ不安」「怒りによって他人を操作する」

回避型は「放っておいて」「信用しない」「近づきたく無い」「一人がいい」

などという子供時代のパターンを送ります。

愛着障害は2歳ころまでに決まると言われています。

無秩序型というモンスター

不安型と回避型のミックスタイプである「無秩序型」はトラウマ化しやすく、また人格障害の元になりやすく、さらに自覚もありません。

いちいち自覚して記憶していたら、人間社会に適応できないレベルだからです。

よって「私の家庭は素敵だった」と言い張るため、重症なのに治療ができません。

境界性人格障害(ボーダー)と解離性障害は無秩序型から派生すると言われています。

無秩序だけど不安が強い:親を少しは信じている、他罰的、感情的、ボーダーへ

→ストレスがかかると「赤ちゃん返り」してしまう

無秩序だけど回避が強い:この世のすべてが信じられない、解離と親子逆転へ

→生まれた時から「赤ちゃん」が許されなかったので大人のフリをする

というふうに、無秩序型でも二つの方向に分かれていきます。

ただし、ストレスの種類によってはもう一方のストレス対処が顔を出すことがあります。

私は解離タイプのD型愛着障害ですが、

家族幻想が強かったため、彼氏にはボーダー的に接することが稀にありました。

このようにグレーゾーンもあるとご理解いただけたら幸いです。

ボーダータイプの人が DVに走りやすいのはご存知の通りです。

解離タイプだと、衝動性を解離させて身体記憶から消し去ることができます。

ただ、DVをする理由はよく分かります。

私も自制心と良心で抑えていただけだから。

今回は無秩序型とはリアルにどんな人なのか? を当事者的に振り返ります。

無秩序型愛着の親って、具体的にどんな人?

うちの親をもとにまとめましたが、当事者ブログだということで客観性はご勘弁を!

・子供はシャネルのバッグや学歴と同じ「大事なモノ、勲章」と認識:自己愛と混同

・子供が自分を大きく成長させ、子供が自分に無性の愛をくれるという期待:親子逆転

・期待に沿わない子供には面と向かって「産まなきゃ良かった」と伝える:意味喪失

・世話をしてくれる時としてくれない時にルールが無い:無秩序化

・親に近づけないのはもちろん、触った玩具や家具を殺菌消毒する:愛着剥奪

・親の共感力が極端に低く、赤ちゃんの欲求が泣いても伝わらない:生存の脅威

・気分屋で気まぐれ、子に対して感情的で、強く他罰的、罰し方が多彩:一貫性が無い

・常に矛盾している。「愛してる」といいながら怒り狂って叩くなど:世界の混乱

・夫婦仲が悪いが共依存状態のため、喧嘩は彼ら同士の愛情表現である:信頼感の喪失

・激しい夫婦の罵倒を目の前で毎日何時間も見聞きさせ、恐怖支配を強化:洗脳

・親自身が身体的/精神的病気、不安を抱えている:子育てどころじゃないと子が察知

・「条件付き愛」を達成した時は愛され、ワガママが許された:ボーダーへ

・片親だけがおかしく、もう片親または祖父母には逃げ場があった:ボーダーへ

・「強い感情」を示した時だけ親は理解してくれた成功体験がある:ボーダーへ

・「強い感情」を示すと露骨に嫌がられ虐待が激化して命の危機があった:解離へ

・虐待してくる親だけでなく、もう片親も問題を抱えていて孤独だった:解離へ

・家族が虐待の事実を隠蔽し、かつ地域社会や親戚とも隔離されていた:解離へ

・たまに気分で愛されるが、ほとんどはネグレクトで食事も睡眠も妨害された:解離へ

・親が幼い我が子に「私の辛さを分かって!」と「親子逆転」を強制する:解離へ

・日常的に性的虐待を受けていたが、それを秘密にさせられた:解離へ

・2歳までの間に、誰も窮状を助けてくれる大人が存在しなかった:解離へ

どこの家もみんなこうだと思うのですが、地域によって結構違う気がします……。

なお、私は都市部の団地育ちで、隣近所の付き合いの薄いところで育っています。

普通の家庭、幸せな家庭が分からなすぎて、客観的に書くのは非常に難しいです(-_-;)

動物化させられた愛着障害者の末路

まずは一目で愛着障害者と分かりやすい、境界性パーソナリティー障害から。

ボーダーの人がなんであんなに極端なのかと言うと、

自分が生まれてこのかた安心できたことがないからです。

だから「甘えたい」という熱烈で強烈な願望が、

食欲と同じ水準の欲望として渦巻いています。

でも、脳内では「怒ったり怒鳴ったり自傷行為するとかまってもらえる」と

ものすごく極端なドーパミン回路が出来てしまっています。図にするとこんな感じ。

<生きている実感> ←  → <自分が自分でない>

自傷行為、DV   不安と警戒   DV、自傷行為「甘えたい!」「解離は怖い!」

世界が白か黒かに分かれていて、間はつねに不安。

傷つけられまいと警戒過剰なので、一見すると気遣いできる良い人です。

生きる実感を保つため、女性だとエステや整形や整体に通い詰めたりします。

日々スキンケアやメイクがばっちりで、美顔ローラーをかけたりします。

それは生きている実感がもともと愛着障害のせいで希薄だからです。

ストレスがかかると、<自分が自分でない>解離へ傾きますが、

ボーダー状態の人は解離が嫌いなので、もとの世界へ帰ろうとします。

それを暴力や怒りや問題行為という極端な手段で実感しようとするイメージです。

不安が強まってストレスの気配を感じるとキーキーキャーキャー言ったり、

弱い相手に見捨てられ不安をぶちまけて暴力をふるったりします。

若い女子だと、不安を感じると彼氏に「今から死ぬからすぐ来て」などと連絡します。

うーん、健全な方にこれで伝わるのかしら。

被害にあったことがある人には分かるはずです。

むしろそうでないと生きている実感が持てないレベルに追い詰められているのです。

だから、少しでも甘えられる相手がいたら「食い殺す勢いで」甘えに行きます。

しかし、愛着トラウマが完了しない限り、その人は一生怒り続けます。

ごく稀に、自傷行為を完遂して亡くなってしまう方はいらっしゃいますが、

多くは40代を過ぎると少しずつ落ち着いてくると言われています。

愛着障害男性のリアルボイスについては、私より曲を聞いてみてください。


LINKIN PARK:Somewhere I Belong

自己愛性人格障害者は?

境界性人格障害から愛着被害が薄まって、

社会に適応するためにズル賢くなり、

サイコパシーを加えてプチサイコパス化したのが

自己愛性人格障害のイメージです。

愛着「障害者」というより毒親「被害者」というレベルでしょうか。

愛着障害だとナルシストたちよりもっと滅茶苦茶で無秩序な動き方をします。

まったくもって予測不能なのが境界性人格障害の特徴です。

自己愛性パーソナリティー障害の人は、

回避型の愛着障害から進展することが多いとされています。

ただ、私の認識では、本当の「愛着障害者」による自己愛性人格障害は少数で、

多くは「発達障害からの流入者」だと感じています。

本人は「ちょっと親と問題がある繊細なナルシスト」と自認してたりします。

ただ、自己愛という妄想は非常に便利なので、

あらゆるレベルの愛着障害者が便利に使います。

ボーダーの人も冷静な時は自己愛を活用していることがあります。

トラウマと愛着障害とアダルトチルドレンの違いは?

ただ、思うのは、この手の話は「○○学会」ごとに名称が違うということ。

・アダルトチルドレン、毒親被害者(民間カウンセラー)

・愛着障害(精神医学)

・心理トラウマ(心理学)

・PTSD(精神医学)

・凍り付き、身体トラウマ(神経医学、動物行動学)

これらはほぼ同じ事象を説明しています。

私は全部ちょっとずつですが勉強したので横断的に書いていますし、

愛着障害も重要な概念だと思いますが

一番主観抜きで科学的に冷静に分析できているのは「凍り付き」だと思っています。

愛着障害、アダルトチルドレン、PTSDという言葉には、

結構「加害者」「プレデター」「犯罪者」「虐待者」もかつて被害者だったんだから

そのままで良いよ、ありのままで良いよという

日本独特の「免罪符」のようなものを感じ、ちょっと違和感があります。

民間の心理カウンセラーさんからしたら、

毒親だけどアダルトチルドレンで境界性人格障害で自己愛の人だってお客さんです。

そういう大人のお金の事情もあるのかなと拝察します。

じっさい、いまの「アダルトチルドレン」の互助会に行くと

過去のいじめ体験や虐待を自己正当化するような「被害者」の方もおられます。

ですのでこのブログでは基本的に「ポリヴェーガル理論」をベースにしています。

いじめられた子も、いじめっ子も、そこにはなんの分け隔てもなく

「闘争逃走反応」があったんだよ、という方が私の精神衛生上良いのです。

科学の前ではみんな平等。善悪も勝ち負けもない。フェアに書ける。

身体が健康になれば精神の「治らない病」も消えるよね(*´ω`*)

と思って毎日ゆるゆると頑張っております!

愛着の治しかたもあるのですが、難しすぎるんです。それについては下記で。

モラハラ、自己愛性人格障害の治し方
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「なぜ愛着障害者は殴るのか?」について、続きは下記からご覧ください。

https://realptg.com/2020/04/30/why-attachment-disorders-bully1/

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以下は関連過去記事です!

④「治らない病」と「凍り付き」の因果関係
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コメント

  1. afreshstart より:

    僕からのリクエストに応えて記事を書いて下さりありがとうございました。ここに書かれている無秩序型愛着障害の親の特徴に我が家のモラハラ妻は良く当てはまります。本人もこうやって育ってきたのだろうと思います。かわいそうな人だとは思うのですが、どうにも一緒に暮らして行くのは難しいです。今は、何とか離婚を成立させて、子供達に激しい夫婦の罵倒を見せないようにすること、安全基地を母親から離れた場所に作ることを目指します。
    続きの関連記事、楽しみにしています。

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