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トラウマ(PTSD、PTG)モラハラ、自己愛性人格障害不安愛着障害(D型 無秩序型、不安+回避)

優しいあの人が、突然キレるのはなぜ?

トラウマ(PTSD、PTG)
この記事は約10分で読めます。
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今日は解離している虐待についてと、対処法を少し( ´ ▽ ` )

前回記事では主に「暴力/虐待/ハラスメント」をする理由から、

愛着障害をこじらせた当事者の脳内がいかに混乱しているか解説しました。

今回は愛着障害当事者の方でも安心して読んでいただけるように書きます。

当事者の方も、被害者の方も、癒されますように。

前回のまとめ

愛着障害の程度が高いー低いに良し悪しはなくて、ただ、そういう傾向があるというだけです。ちょっと前回までのまとめをしてみます。

鬼レベルの愛着障害無秩序型:獣のように警戒し、不安で、支離滅裂 o r 強い解離。なのに自分自身では「うちの親は最高の両親だ、最高の子供時代だった」と言い張る

=====無秩序型の人を理解しようとしても「意味不明」と感じる======

愛着障害回避型:逃げる、避けることで安全基地やひとりの時間を守ろうとする

愛着障害不安型:とにかくみんなに「分かって」「かまって」を投げかけまくる

====ここまでが病院で診断がつくレベル。離婚を真剣に考えるレベル====

軽度の愛着障害:いわゆるアダルトチルドレン。「毒親」という言葉に親近感を持つ。3歳よりあとに受けた親からの圧力は、愛着障害というよりは「機能不全家族」による「アダルトチルドレン」と呼ぶ方が正しいかも? 我慢強い反面、感情の暴走を止められない弱点がある。いじめ(虐待)の加害者か、またはいじめ(虐待)の被害者になりやすい。民間のカウンセラーさんの力を借りても十分立ち直れるレベル。対話のみのトークセラピーでも直せるので、電話やZOOMカウンセリングでも対応可能

という感じで、みんな多少の愛着障害を持っています。

そのパターンとレベルによって対処法が変わってくるよというだけです。

なので、もしパートナーが暴れて困っておられたら、

どのタイプなのか分析していただく必要はあります。

不安型が強いのか、回避型が強いのかで、キレるポイントは逆です!

日本人に多い回避型だと、ひとりの世界に入っている時に近づくと暴れます。

不安型だといつもベタベタかまって欲しがり、放置するとキレます。

もし「毒親系アダルトチルドレン」なのだとしたら、理性で対話が通じる可能性があります。

辛い過去を聞いてあげて、重圧から開放するだけで改善するかもしれません。

親からのこと、大変だったよね、辛かったよね、というコミュニケーションで癒されるかもしれません。

アダルトチルドレンについては、別で説明しようと思います(>人<;)

解離を知らないと「優しいあの人が突然なぜキレるの?」は繰り返される

今回は、「普段は優しいんですが、なぜか突然オオカミのようにキレるんです」

というタイプの虐待者についてメインで分析します。解離ですね。

心と身体がバラバラな動きをできるのが解離。

だから泣きながら殴る、愛していると言いながら殴る、殴った時の記憶がない、

狂ったように泣き叫んで理性が吹っ飛んで手に負えない、というふうになります。

え、私はそんなふうにならないですよ! 解離性障害にもいろいろあるのです。

これは解離性遁走(とんそう)と言います。男性に多く、女性は少ないです。

本当はすぐ対処法に行きたいですが、トラウマの人は裏技を多用してきます。

被害者側がそれを知っておかないと、被害は絶対に拡大します。

ただ、解離という概念はちゃんとご説明すると大変難しいため、

今はそういう人が多いという程度で、目の前の人の対処のためにお役立てください。

無秩序型までいかない愛着障害の人

自己愛性人格障害というのは非常に便利で楽ちんでノーコストなため、

多くの愛着障害者御用達の駆け込み寺です。

弱くて信用できる人を「己の正義」を振りかざしてdisっていれば

ドーパミンがガンガンでて快楽になれるなんて楽すぎます。

これも一種の解離的な防衛です。

「因幡白ウサギ」が傷だらけの身体をガマの穂で包んだように、

トラウマまみれの身体から解離して、別の人格(自己愛など)で包んでいます。

特に軽度〜中程度の愛着障害の人の多くが自己愛へと逃げ込む実感があります。

ありがちなのは親からの期待が強すぎて、そのプレッシャーとの葛藤に負けたタイプ。

親との直接対決をせず、自分のママの前では優等生を演じ続ける代わりに、

そこで生じた矛盾というエネルギーを妻に全力でぶつけるモラハラさんは多いですね。

アダルトチルドレンがいじめという舞台の主演と助演を努めてしまうのは、

子供たちのせいではないとはいえ、悲しいけれど現実です。

逃げ場のあった愛着不全の人は、基本的に「自己責任」という概念が理解できません。

よほど社会通念をしっかり教えられない限り難しいです。

あなたは自宅の水道の蛇口に責任を感じられますか? 私は無理です。

自分自身に「生きている実感」「存在して良いという実感」が薄いと、

責任意識とか高次のレベルの話は分かりません。

腹側迷走神経を使うレベルの安心感にたどり着いていないのです。

交感神経を働かせて「闘うか/逃げるか」にビクビクオドオドしています。

②逃げられないとき、闘争か、死んだふりか?
逃げたい/闘いたいのに、我慢し続けた経験はありませんか? 実はそのストレス、脳は忘れても身体は覚えているかもしれません。

 

むしろ責任をとってくれるパパ、ママ、じいじ、ばあばが存在せず、

我が家のように本気の無法地帯状態に育つと、不思議なことに

幼児が自己責任を自覚し、解離という裏技を習得します。

解離タイプは無秩序型がベースなので、不安も回避も両方示します。

これは私の仮説ですが、本気で逃げ場が無かった愛着障害者は他罰に走りません。

安心して他罰する相手すら人生でいなかったからです。

そうして何をしても治らない病へと足を踏み入れるのですね。記憶もなく。

④「治らない病」と「凍り付き」の因果関係
身体は「死んだフリ」「解離」を続けているのに、メンタルだけ頑張り続けることこそ、治らない病の原因かも? 病気が治らない方は「ポリヴェーガル理論」を知って損はありません。

 

解離しているタイプの見分け方

解離については非常に取り扱い注意なので追ってさらに記事にしますが、

現時点では「痛みと恐怖を完全にマヒさせているが、本能は生きている」と

思っておいていただければ問題ありません。

表面上は人当たりがよく、ニコニコ社交的で、活動的だったりします。

解離していない愛着障害者は、常に自己肯定感が低そうなので分かります。

男性の解離性愛着障害の人は、仕事も趣味も多彩に頑張りすぎる人に多いです。

ポジティブでアクティブなのに、目が座っている人がいたら注意です。

筋肉がこっていて、かつ正論やポジティブが好きな人も注意です。

女性は同調圧力が強いので、「一見普通の人だけど、なんか変わってる/浮いてる」タイプは解離していると思います。

共通するのは「表情と感情と言動が、バラバラな違和感を覚える」ことです。

解離していると笑顔が凍る?

私の勝手なイメージです! 勝手ですが、先日紹介したアーティストで

・浜崎あゆみさん 10代は強い解離と凍り付き→20代以降に愛着障害脱抑制型へ移行

・ZARDの坂井泉水さん 回避性愛着障害から、凍り付きトラウマ→ずっと解離

かなと思います。試しにお二人の「目」をPVで見比べて見てください。

浜崎さんも坂井さんも、凍りついたような寂しそうな、

でも非常に意志の強い澄んだ目をしています。現実離れした美しさです。

坂井さんは下を向いたり目線を逸らしたり表情を凍らせますが、

最近の浜崎さんはもっと目力が強い圧倒されるような目をしていますよね。

……伝わるのかしら( ̄▽ ̄;)

ともかく、凍りついて解離した人は、ふとした時の目力に特徴があります。

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解離の人への対処法

ほかの愛着障害のタイプと違い、解離している人は「普段はちゃんとしている」はず。

瞬間的に、突然人格が変わったようにDVやモラハラやヒステリーが起きます。

そしてその間の記憶が正確でないこともあるようです。

つまり24時間のうち、キレているのは1時間未満のイメージ。

いわゆる自己愛性人格障害のモラハラさんは、

すきあらば24時間ずっとモラモラしますよね。

解離は多重人格障害の仲間です。

パーソナリティー障害とは違う病気です。本人が自覚すれば治せます。

「良い人」の解離者が、最恐の「虐待者」に変わる時

無秩序型かつ解離の人は病気をたくさん持っているので、うすうす

「私はなにか大きな問題を持っていて、普通と違うのかも知れない」と思っています。

つまり病識はうっすらあるし、良心もある。

そして解離の人の中でも、親に強制された「良い人」「常識人」をゆるめた瞬間、

自己愛というドーパミンがガンガン出て、自分本体は傷つくことなく、

ただ成功して金持ちになるという、気持ち良過ぎる世界に足を踏み入れます。

多くは社会人になって資本主義の戦士になるタイミングで「覚醒」します。

学校の成績が良いか、学校で異性にモテるタイプは、そこで「覚醒」します。

命を削る方にむいていたエネルギーが、どっと自己愛に流れ込みます。

すると「他人を罵倒して殴りまくると、こんなに快感だったんだ!」と知ります。

または「殴っていると相手は振り向いてくれる! 愛ってこれか!」と誤認します。

長い間解離していた分、溜め込まれたエネルギーは他の愛着障害の比ではありません。

自分を殺すより、他人を殺した方が楽だ、と気づいてしまいます。

つまり、日中は全力で解離して負のエネルギーを溜め込み、

帰宅すると全力で開放して負のエネルギーを発散します。

だから虐待が一線を超えていて、猟奇的で、ホラーになってしまいます。

解離している系の虐待者の言い分を代弁してみる

これもまた支離滅裂で申し訳ないのですが、

そもそもものすごく無理して、命を削って、「社会人」しているわけです。

まだ子供時代も完了していないのに、背伸びして「親」までやっているわけです。

無理です。

無理なんです。

どうかそこに気づいてあげてください。

だから解離して「外面はいい」タイプの虐待者には、

「なんでこんなことも出来ないの?」は禁句です。

ヒステリックに「だって、これでもこんなに頑張ってるのに!」となって、

「なんで分かってくれないの! みんな私を責める、ひどい」となって、

怒って怒鳴ってものを壊して叩いて殴って泣きまくります。

「窮鼠猫を嚙む」とまったく同じメカニズムで虐待が始まります。

自分で言うのもなんですけど、愛着障害の人は「人間修行中」です。

良い指導者がいれば良い子に成長しますが、

なんで分からないの? なんで出来ないの? と言われても分かりません。

だって教わらなかったから。知識として知っていても、実感として知りません。

いろんな事情で親や周囲から「人間基本のき」を教わることが出来なかったのです。

解離している虐待者は、適切なトラウマセラピーが必要です。

必要なことは、トラウマトリガー(嫌な身体反応を起こさせる元凶)から

物理的に引き剥がしてあげること。とにかくまずはそれです。連絡も遮断します。

多くの場合、それは親です。親のどちらか、または両方です。

でないと永遠に闘争逃走反応が起き続け、突然キレる生活は続きます。

ここまで愛着障害者が不幸にも加害者になってしまう理由と、

その加害者を冷静に分析して見定める方法を記させていただきました。

ひとくちに「アダルトチルドレン」「虐待サバイバー」と言っても、

ずいぶんいろんな種類がいて、キレる原因が違うことがご理解いただけたら幸いです。

明日はやっと対処法だぁ(=´∀`)人(´∀`=)

はじめて来てくださった方へ。過去記事を貼っておきます( ´ ▽ ` )

大事なこと:DV、モラハラ、いじめの根本原因
被害者は「私が悪い」と自罰的になりますが、それは一番危険です! 当事者としての経験から、「加害者の弱さ」を多角的に検討します。
【前半】愛着障害者はなぜ殴る/虐待するのか?
子供時代に親と良い関係が築けなかった人は、残念ながら「加害者」になりがちです。その悲しい理由を、当事者なりのアプローチで分析しています。
【後半】愛着障害者はなぜ殴る/虐待するのか?
子供時代に親と良い関係が築けなかった人は、残念ながら「加害者」になりがちです。その悲しい理由を、当事者なりのアプローチで分析しています。
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