よく、「◯◯すればメンタルは強くなる」的な話を見ます。
そうだったら良いのになぁとは思います。
でも、この世に「万人に通用するツール」なんてあるでしょうか?
成功者の真似をするより、
自分の性格や個性を受け止めて、
自分なりの方法を見つけた方が良いと、
個人的に思っています。
性格=遺伝子×幼少期の育ちかた+「なりたい自分像」
私の場合、
外向性と好奇心と共感性と楽観性が強い、
などの遺伝的特性を持っています。
カウンセラーさんとお話ししていると、
「辛いって言ってるのに辛そうに見えない」
と言われることがあり、
人はそれぞれ全然違うんだなぁと
自分の性格特性について考えるようになりました。
(もちろん、何度も死を考えるレベルで心身が辛いです)
たぶん、どんなストレスも
「自分に試練をくれている。
頑張っておけば人生楽しくなる」
という無意識があるので、
苦労やストレスが、本質的に苦では無いのだと思います。
むしろ燃えてくる、というか……
ストレス対処は「人それぞれ」が正解!
なので、そもそもストレスの乗り越え方は「人それぞれ」だと思います。
でもその際に性格特性を知っておくと、
無用のストレスに触れずに済むし、
弱点がやってきたときは逃げることもできます。
苦手なシチュエーションや
苦手なタイプの人を把握しておくだけで、
トラウマによる二次被害、三次被害が防げると感じています。
根明な人が好きな人もいるし、
おっとりして芯が強い人が好きな人もいます。
好き嫌いを「情報として」価値判断なく知っておくのは良いことだと思います。
他人の成功法則を真似ても、辛くなるだけかも?
精神的障害を持つ人こそ、
自分の長所と短所について
正確に把握しておくと、
◯◯の成功法則
みたいなものを試すより手っ取り早く
ラクになれるのではないでしょうか*\(^o^)/*
性格は遺伝子と生後すぐの環境で大体決まってしまいます。
だから、性格に合う合わないは必ずあって、
「こういう人は苦手だけど、まあしょうがない」と思うしかないのではないでしょうか。
認知の歪み「べき思考」「常識」は変えられる
ただし、「べき思考」などの考え方のクセみたいなものは治せます。
「男はたくさん稼ぐべき」「女は家事をすべき」で、そこから外れた他人を叩くというのは、
性格のせいではなくて認知の歪みですよね。
それは自己責任で歪みを直していかないと、最悪の場合は虐待の加害者になります。
性格か、認知の歪みが、を知る上で、心理学に基づいて作られた性格診断テストは役に立ちます。
ビッグファイブというのが有名ですが、それだけ見ても普通の人は解釈が出来ません。

外向性、開放性、神経症傾向、協調性、勤勉性という5つの指標でグラフ化されますが、
ん? だからどうなの? となりがちです(・・;) 相性診断も難しいです。
ビッグファイブをやりたい方は、アプリで「超性格診断」と調べると出来ますよ。
分かりやすい性格診断からはじめてみよう
私はガッツリ解説してもらえる16パーソナリティー診断が好きです。
以下のURLから試してみてください。
15分あれば終わります。
リンクを貼っておきます。
このリンクは元々英語サイトなので、
自分のタイプ(アルファベット4文字)が分かったら、
別サイトで検索し直すのがオススメです!
私はENFJなので根っからお節介で暑苦しいタイプです(^◇^;)
「ありのままの自分探し」には遺伝子検査
ただ、性格診断の結果を見るたびに、「なんか無理してる結果だよな」と思っていました。
本当はもっと高田純次さんみたいなキャラだったんじゃ無いか? と。
私は遺伝子レベルで知りたくなったので、ちょっと高かったけど検査しました!
遺伝子検査でも、外向性と開放性(好奇心)スコアが高く、社交性はほぼマックスの値でした。
ビッグファイブ以外では、自制心が強く、楽観脳でストレス耐性は弱くは無い、でもPTSD化しやすい体質だったことが判明。
サバイバーたちは、経験していることはほぼ同じです。
ただ、遺伝子レベルですでに、辛い出来事の捉え方が違うことは知っておいて損はありせん。
これを使いました。遺伝子上の性格と、今の性格を比べられて便利。
それでびっくりしたのが、私が明らかに無理していた「勤勉性」「協調性」は、
心理テストレベルだと高スコアで「真面目で協調的」なのに対し、
遺伝的には低スコアだったんです! 協調性は平均のやや上で、まあ自己認識とそう離れていませんでしたが
なんと、勤勉性は平均より少し低かったのです! もとはコツコツやるタイプでは無いみたいです。
ナマケモノのマイペース野郎だったんですね、本来。
うーん、そりゃ遺伝子に逆らったら無理がたたって身体も壊すよね……。
高田純二様をリスペクトしようと心に決めました(^∇^)
逆に、神経症傾向は平均レベルでした。生まれつきはメンタルは弱くなかったのです。
やはり機能不全家族や臨死体験によるトラウマで上がってたんだと思います。
これは後から付いて来たものなので、自分の力で下げられます!
性格を決める神経と脳とホルモンを知るには?
医学的に知りたい方には、この本が分かりやすいです。
結局、「性格」と言っても、脳と神経のつながりの強さ、刺激に対するホルモンの出やすさ、量の問題なんですよね。
ホルモンが科学的に分かっていると悩みは激減します(笑)。
ちょっと難しいかもしれませんが、一冊持っておいて損はない。
辞書みたいなものです。
最後に、違いを知る重要性
「私の成功談」を語りたい人は多く、
「自分語り」+賞賛を浴びることは強烈なドーパミンをもたらしますから、
誰でもやりたいことではあります。
でも、どうかそれに踊らされないでください。
心理テストで分かるレベルでも、遺伝子検査で分かるレベルでも、
私たちは一人ひとり全然違う脳と神経を持っている。
それに自信を持って強化するのは良いし、似た人の良いところを真似するのは良い。
でも、違う人間になろうとするのは無理です。
私は多動的で口から先に生まれた人間ですから、無茶苦茶努力すればホリエモンさんの劣化版コピーにはなれるかもしれません。
でも、お育ちが良くておっとり温かい優しいユルフワ女子には、憧れることはあっても決してなれません。
それを分かっているだけで、私は結構ラクになりました。
ストレスのほとんどは、あなたのせいじゃない
ストレスはあなたのせいじゃなくて、
あなたが何か無理なことを無理矢理やろうとしているせい、であることが多いです。
無理なことを見極めて、ラクして目一杯楽しみませんか。
「私は読者お一人お一人のことを全部分かっている、私について来て!」
と言いたいけれど、それはエゴです。傲慢です。だからその欲は抑えます。
ソクラテスの「無知の知」とは、
知らないことを自覚するという意味です。
性格診断や遺伝子検査は、あなたの無知の知を助け、
知足安分ーー足るを知る生活に役立ててくれるかも知れません。
ラクして楽しく生きるために、スピリチュアルや宗教や自己啓発じゃなくて、
むちゃくちゃ科学的に内省してみませんか?
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