
ここまでの分析を踏まえて、私オリジナルで恐縮ですが、
「トラウマを超えるメンタル」について結論を書きます。
まず結論から書かせていただきます。
・楽観的で理想に燃えているけど、方法論は超絶リアリスト(現実主義者)
・基本はリラックスして身体が安定していて体調に自信がある、生き方に余裕がある
・問題が起きたら、即座に分析・分解・解決・分析のループを回しつづける
・身体に余裕があり、身体と心(心技体)が一つなので、不安や不満や愚痴が出てこない
・必要な過去は利用し、不要な過去は許した上で「活用する」
です。
この真逆なのが、自己愛性パーソナリティ障害者です。
わかりやすいように比較しながら説明させていただきます。
<関連分析過去記事>



現実を直視する vs 不満と文句と悪口と不安をグチる
○ リアリストは即座に解決策を探り、PDCAを回す
この二つはストレス対処において真逆です。
前者は、問題が起きたら、自分のことも周りのことも「現実」として
一律に分析フィルターにかけます。そして適切な解決策を探ります。
それが自分を変える/自分を責めるという解決策のこともありますし、
もちろん他人に間違いを指摘する/批判することもあります。
ただ、結論の無い悩み相談はあり得ません。
悩む、不安、愚痴を言うという時間が無駄なので、さっさと成長に時間を充てます。
× 偽ポジティブシンキングは誰かのせいにする
批判しやすいので、また母を例に出させてください(飽きますよね、ごめんなさい)。
母は何かあるとすぐ、他人や環境のせいにします。悪口、不安を口にします。
私が「じゃあお母さん、こういう解決策があるよね?」と具体的に提案すると、
「でも、だって、できない、無理、どうせ」とお決まりの言葉を言います。
だから「批判するだけ、自分は一切変わりたくない」という姿勢で一貫しています。
60年以上年齢を重ねても、彼女は夢見る少女のまま、もとい夢見る老婆です。
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現実を成長に変える自力本願 vs 努力を嫌う他力本願
○ 超絶リアリストは悲観はするがネガティブではない
メンタルが本当に強い人は、いついかなる状況にあっても、現実をみます。
現実的解決策として宗教や御朱印集めが必要だと思えば、即実行します。
ただ、自己コントロール(自制心)の範囲内でやりますから、
他人に迷惑をかけるような散財やのめり込み、嫌がられる布教はしません。
(私は特定の宗教には属していませんが、菩提寺は真言宗、好きなのは禅宗です)
そして成長が次の段階にうつると、それまでのサンクコスト(もったいない気持ち)を捨てて、
次に自分に必要な行動に、自分の責任において移っていきます。
だから他人のせいにしたり、他人の悪口を言うという思考回路がありません。
アドラー心理学と大体同じかと思います。
× 他力本願の人は、原因も結果もすべて「自分は悪くない」
自己愛の人に特徴的なのは、「自分はいつも正義で、いつも被害者」という精神です。
これは非常に強くて決してブレないので、それは尊敬しますが、
自分を変える、自分が努力する、他者の批判を受け止めて成長するチャンスが皆無です。
だから歳を取れば取るほど、人間的成長に圧倒的な差がついてきます。
周りが悪くて、周りが自分を評価しないのが悪いと本気で思っていますから、
「評価される」以外の自己変革や成長のきっかけがありません。
でも、大人になると無条件で褒められることは減ってきます。
それこそが自己愛性パーソナリティ障害者の破滅への道なのです。
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相手の話をしっかり聞いて吸収する vs 自分の話しか興味がない
○ 解決策と共感を示す人は信頼を得やすい
自力本願の人は、どんな訳のわからない話も養分に変えようとします。
だからなんでも好奇心を持って、本気で面白がって聴けます。
(でも、さすがに酔っ払いが同じ話を3時間するのは耐えられません)
そして心の中で「これは真似したい」「これは反面教師」と分析し、
本人に病識があって困っていそうだったら、適切にフィードバックします。
こうするとどんなに病気を持っていても信頼は獲得できます。
サバイバー自身が他人を信用できる段階にいなくても、他人はあなたを信用してくれます。
まずは信用することより、信用されることが大事です。
× 自分の愚痴と不安だけ示すと嫌われる
一方、身体はめちゃくちゃ健康でも、口を開くと自分の話しかせず、
こちらが話始めると途端にマウンティングモードに突入する残念な人がいますね。
はい、自己愛さんです。
彼ら/彼女らは、自分の話をし、それに共感されるとドーパミン(脳内麻薬)が出るので、
とにかく一刻一秒を争ってドーパミンを出そうとします。
だから目の色を変えて無我夢中でセルフトークだけ、します。
しかもその内容は「自分上げ、他人や社会下げ」ばかりで、退屈なので、
信頼されるどころか友達はどんどん離れていきます。
※一説には、自己愛性人格障害の根本原因と目される回避性愛着障害になりやすい人は、ドーパミン関連の遺伝子に問題があるという研究もされていますが、まだ定かではないようです。
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自分の弱さを認められる vs 強いセルフイメージに逃げる
○ 間違っていたら間違っていると言える人=自他に正直な人
真にメンタルが強い人は、自分の間違いを認めることなんて少しも苦ではありません。
「あ、気づかなかった。教えてくれてサンキュー!」くらいのマインドです。
私も体調がいいとき、親の圧が弱い時はこのマインドセットになれています。
弱みをさらけ出せる人は、裏表がないので信頼されます。裏切らなそうだからです。
その上、頼り甲斐があると思われ、いろんな良いお誘いを受けるようになります。
だから人脈なんて放っておいても勝手にできるし、自慢する必要すらありません。
× イメージの中の自分像に逃げ、できない自分に言い訳し続ける
メンタルが弱い人の代表的な特徴として、「成長なき自責の念」があります。
これは「反すう」と言う病気の症状であり、それは本人のせいではありません。
とは言え、「わたしはダメだ、わたしはダメだ」って1年言い続けても何も変わりません。
ただし、反すうすればするほど、うつになり、友達が減り、心身がズタボロになります。
じゃあなんでそうなってしまうのかと言えば、イメージの自分を本当の自分だと勘違いしているからです。
ありがちなのは「優等生」「仕事ができる」「カワイイ女子」「稼げる男」「強い男」「気配り上手」「良妻賢母」などで、大半が親に押しつけられたイメージに由来します。
そのイメージから少しでも自分が外れていると、意味もなく自責をし、
自責で収まれば良いほうで、大半の人は更に弱いものに「八つ当たり」します。
自責をすればウツになり、八つ当たりすれば人は離れていく。最悪です。
イメージへの逃避は軽度の「解離」です。
解離は自分の身体と心が繋がっていない状態が問題ですので、病院に行かなくても自分で対処できます。
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真に自分のために生きる vs 口先では「あなたのため」
○ 自己中でも許される人間が目指すべきところ
本当に強い人は、超自分中心に生きた結果、周りも勝手に幸せになります。
自分が間違えたらすぐ直すし、間違えていない時は信頼されるから。
だから基本的に上で挙げたことが出来ている前提であれば(ここ重要)、
自分中心で自分が成長するために生きた結果として、周囲からも大事にされます。
これを社会的資源(リソース、ソーシャルキャピタル)と言い、
実はどんな薬より自己治癒力を高めてくれる、病気治癒の最大の薬です。
× 自己愛ネガティブは誰にも愛されず、さらにネガティブループにハマる
自己愛的な人は、自分は変わらず楽してポジティブになろうとします。
だから全然心にも思っていないのに「ありがとう」と連呼したりします。
でも、普段の言行と不一致だし、なにより笑顔が爽やかじゃないからバレバレです。
偽ポジティブもまた、解離現象の一つです。
弱い自分を見たくない、弱くてネガティブな自分を考えたくないから、
火星へワープするみたいに突然「ポジティブシンキング」化します。
それは「嘘」です。嘘は万病の元ですよ。
私が病気だらけだったのは、嘘だらけだったからだと思います。
親を心配させないためとは言え、学校で起きたことをすべて捏造して報告してきたせいで、
身体にも心にも優しい嘘をつきまくる癖がついていました。
アダルトチルドレンの方は、どうか、もう、ご自分には嘘をつかないで欲しいです。
人の良いところを褒める vs 他人を妬み、ひがみ、引き摺り下ろす
○ メンタルが強い人は他人の長所に感動する
ドラクエやFFなどのRPGを想像してください。目の前にめっちゃ特技がある強い旅人が現れました。
主人公だったら、絶対仲間にしたいですよね。
仲間にするなら良いところを褒めて、お互い気持ち良くなって、親しくなります。
心の底から「こいつすげえ!」と思っているので、顔も輝きますw
これが本当のwin-winであり、giver-giverの関係性です。
これはワンピースのルフィを思い浮かべていただければオッケーです。
ルフィは自分に出来ないことは、きちんと筋を通した上で、他人に甘え、頼ります。
回避性障害がある系の人は、拒絶を恐れて他人に頼ったり甘えたり出来ませんが、
「他人に感動する感性」があるならば、かなり良い線まで来ています!
愛着障害から直し、自分で自分の親になっていきましょう。
× 成長しない人間は言葉や顔に嫉妬が出る
友達の成功を素直に喜べない人間だった私は、それをすごく恥じていました。
最近解離が抜けてやっと、友達のことを骨から愛せるようになりました(ちょっと変)。
嫉妬をしていると、表情がぎこちなく、しゃべりかたも違和感があります。
だって本心に嘘をついているから。
妙にハイテンションか、テンション低いか、妙に大人びているか、妙に若作りか。
そして自己愛性パーソナリティ障害者が晩年孤独になるというのも、
「こいつ、妬み系のやばいやつだ」と見た目で一発シャットアウトされるからでしょう。
年齢を重ねるほどに、表情の癖がシワとして染みつきます。
腹の底から笑ってばかりの人は、年齢を重ねると目尻に良い感じのシワができます。
一方、常に不機嫌な人は、眉間やおでこだけにシワが集中し、
笑わないから頬の表情筋が衰えて法令線やたるみが目立ち、
エラばかりが強調されたガイコツみたいな顔になり、
「年齢相応の苦労も成長をしてません!」という違和感のある顔立ちになります。
うちの母はシワが少ないですが、自己愛で友人も少なく、自分を変える気もなく、
ついに娘にも見捨てられて、これからどうやって生きていくんでしょうね……しーらない。
メンタルを強くするためのテクニック「1ヶ月チャレンジ」
ここからは、以上の前提を踏まえて、誰でも一人でできるテクニックだけご紹介します。
出来れば夜寝る一時間前、新しいノートと書きやすいペンを用意し、30分を目安に取り組んでみてください。
あまりのめり込むと、ダイエットと同じでリバウンドするので急がずに!
一人の空間を作るか、家庭の都合で作れなければ好きな曲をかけて自分の境界線を作ってください。
1日1つの■に挑戦していただくと、約一か月あれば遅くとも「治らない病」のコリはほぐれてくるはずです。
Step.1 自分の弱みを知れば百戦危うからず
■自分の嫌なところをノートの左ページになるべくたくさん書く
■対面の右ページにそれを無理やりこじつけで良いから長所として書き出してみる
■嫌いな人の嫌いなところを徹底的にキーワード化して分析してみる
■その嫌いな人の嫌いなところと、自分の嫌いなところの一致を知る
■なぜ自分は自分が嫌いなのか? 親、いじめ、会社、友人など原因を探る
■原因となっていそうな人が押しつけたイメージを具体的な言葉で書き出す
■そのイメージがもたらした「〜すべき」を書き出す
■「〜すべき」のうち、「いやだ!」と感じたものに×をつけ、「いままでサンキュー! バイバイ!」とお別れの挨拶を述べる(出来れば毎日繰り返す)
■「〜すべき」のうち、自分の助けになっているものに優先順位をつける
■自分のリソースを明確化し、もう一度弱点と裏表であったことを確認する
Step.2 無意識のマインドコントロールから抜け出そう
■好きな人、好きな友達、憧れの偉人をキーワード化して書き出す
■自分の「長所」と被っているところと、かけ離れているところを探す
■かけ離れているところは、努力で追いつけそうか、無理そうか、仕分けする
■なぜ無理してでも理想に戻ろうとするのか、そのメカニズムについて自分の考えをノートに書く
■どうしてイメージにこだわるのか、その強い思いに気づき、頑張りすぎた自分を涙とともに感情をノートに書きなぐる
■ほどほどでも満足できるラインを決め、「調子が悪い時はこれで許すことにしよう」とマイルールにする
Step.3 肩の力が抜けた「足るを知る」メンタル強者への道
■頑張っていない自分を全力で思い出して、その特徴をキーワードで書く
■頑張っていない自分のキーワードを、「好き」「嫌い」に分ける
■頑張っていない自分の「嫌い」を許す方法を全力で考える
(例:ぐうたら→手帳を習慣化する、ネガティブ→ポジティブ日記をつける)
■頑張っていない自分の「嫌い」が許せるようになることを人生のゴールにする
決して完璧な人間を目指さない。満足する人間(知足安分)を目指す
ステップを踏みながら実践すべきこと
本当の現実主義的ポジティブさんに切り替わるまでに必要なのは、
自分の解離を解き、自分の中のキャラ(人格)や身体が仲直りすることです。
これは理屈屋の私が身を以て体験したことです。
とにかく身体と、身体にいる本心と仲直りするのが先決です。
■嘘、見栄、愚痴を言ってしまったら、自分に「ごめんね」と謝る
■肩こりに話しかける。「今日もお疲れさま。頑張ってくれてありがとう」
■身体と会話しながらヨガや運動を取り入れる。「おぅ、今日は調子よさそうだな」
■自分が自分を一番認める。「料理した私、てんさーい! えらすぎる!」
■イライラ、寂しさが襲ってきたら、「どうしたの? あれかな? これかな?」と自分の中で対応する
つまり、独り言の質を変えていくんですね。
他人へのアプローチはその後にしないと、無理してる感じが出てイタいのでやめましょう。
自分で自分の感情を感じ、自分の感情に責任が取れるようになってきたら、
上で書いた理論を思い出していただいた上で、かつ、以下を実践いただきたいです。
■ネガティブ発言とポジティブ発言の比率を、1:3に調整して信頼をゲットする
そもそも解離しすぎて自分の話をする(自己開示)が苦手な方は、
■自分の恥ずかしかったけど既に乗り越えられた過去を、何気なく会話にぶっ込んでみる
のを、「自己愛じゃなさそうな、良い人」にやってみてください。
これをやって「へー」とスルーしてもらえたとき、
カタルシスと呼ばれる心の奥底にあった傷が浄化され、楽になります。
またどんどんバージョンアップしていきます!
一人じゃちょっと難しいと感じる方へ ツールのご紹介
サバイバーじゃない人生が分からないので何とも言えませんが、
多分トラウマのない残り3割の人にも使える分析理論とテクニックです。
ポジティブ心理学についてはたくさん本も情報もあるので、
気になる方は探してみてくださいね!
・お子さん向けにはこういうイラスト付きワークがおすすめ。
・一人では頭が混乱して整理できない! とき
とりあえず誰か他人に聞いてもらうだけでも、かなり頭は整理されます。
秘密や嘘や完璧じゃない自分がバレても安心な人に話す、というのは重要です。
お安く済ませたい方はココナラが手軽だし堅苦しくなくてオススメ。
課題が明確になってから、専門的なカウンセリングを受けるのでも良いと思います。
ココナラでお悩み相談・カウンセリング
・そもそも鬱症状が強すぎて、何も考えられない
虚脱症状から抜け出す最初の一歩は、脳に目覚めてもらうことです。
でないと指一本動きませんよね( ̄▽ ̄;) 経験者は語るw
とりあえず午前中は全力で光を浴びてみてください。できれば朝日です。
ただ、いろんな事情があると思うので、人工太陽光はかなり救われます。
・金銭的ストレスが強すぎて、どうしようも無い時
いま、メンタルが原因で働きたいのに働けない状況がストレスの原因で、
かつ親も毒親でお金の支援が望めず、生活保護にも頼りたくないのであれば、
「前に進んでいる」感覚を持つだけでも結構メンタルは強くなります。
前向きで現実的な希望は、まさに自力本願です!
一番良いのは、とりあえず「無料セミナー」とかでも良いから、
絶対今後食いっぱぐれなそうな AI技術者や、プログラマーの勉強をしてみることです。

それが合わなければWEBデザイナーとか。
現役クリエイターによる直接指導!Webクリエイタースクール【デジタルハリウッド STUDIO by LIG】
資格が好きな方は資格でも良いです。
LECオンラインショップ(E学習センター)
うつやパニックなどの身体症状がある方、またHSPやアダルトチルドレンで気を使いすぎて疲れ切ってしまうタイプの人は、
メンタルを強くするだけでなく、職場環境も変えて行かないと泥縄です。
できれば「接客」「総合職」より、自宅で出来る「手に職」が良いです。
将来なくなりそうな職業で悩んでいる方は、「他の可能性」を見てみると楽になるかも。
本当に辛ければ、障害者就職で才能を発揮すべき
ただ、正直言って、身体と心が辛いのに「健常者のフリをして」求職するのは勧めません。
飲み会を断るのも一苦労だし、無理やり昇進させられて病気が悪くなったりするし。
思い切って障害者手帳をもらって、障害者枠で働いてみるのも素敵な選択だと思います。
いま注目している障害者のジョブマッチングサービスのリンクを貼っておきます。
今後、分析だけではなくて、具体的に「こういうケースはこういう対応」についても
ちゃんと一般論ではなくて書いていきたいです( ´ ▽ ` )
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