今日は久々にプチーンと切れたことがあったので、それを書きます。
複雑性PTSDで解離が強いタイプの人は、基本的にHSPがベースにあるので、
感受性や共感力が豊かで、優しくお人好しの性格がベースにあります。
ただ、その平和と調和をストレスで乱されると、人が変わったようにキレます。
これは解離性遁走といいます。解離して、どっか行っちゃうイメージ。
よく知らん人に甘えられ馴れ馴れしくされるとキレてしまう
私が許せないパターンは
「信頼関係も互恵関係もない人から、突然馴れ馴れしく甘えられること」です。
このブログにきてくださっている方や、リアルの友達、尊敬できる人などは
たいてい何を言われても「自分が悪いことしたかな?」と自責に向きます。
ただ、よく知らないし繋がりも薄い人から、馴れ馴れしく無礼にされると
カッチーンとなり、解離性遁走します( ̄▽ ̄;)
だから病識を持つ前はよく、道ですれ違った人とか、電車内とかで、
人知れず静かにブチ切れてました。
自分でもなんでこんな「どうでも良い赤の他人」にキレているのか謎でした。
解離の先に出てくる「サイコパス人格」
そしてキレたあと、あまりに怒りが強く持続していると、
たまに自分がサイコパスみたいに計算高くて恐ろしい人間になることがあり、
それが自分でもとても恐ろしかったのですが、
どうやらサイコパス人格は私の最終防衛ラインみたいです(^^;
キレると言っても、
・表情がなく声の抑揚もなくなり冷静になるが、目は大きく見開く
・頭が急に冴えてきて猛スピードで反撃の策を練る
・冷静にキレながら相手を追い詰めていくことを楽しんでいる
・嘘と真実を絶妙なラインで論理を組み立て、自分を正当化し、相手を追求する
という自分でも怖い人格にスイッチングするんですね。
なんでサイコパス人格が出てくるのか?
これまでも書いた通り、私は機能不全家族育ちの愛着障害D型です。
親に悪意はなかったとはいえ、放置されたらい回しにされていたため、
みなさまが当たり前に持っている「基礎的信頼感」「愛情という感覚」がありません。
もう少し大きくなったあとの3歳以降も、「親を支え続ける」親子逆転の下で、
過酷すぎる鬼しつけをされてきました。
無条件に愛され甘やかされた経験のない人間が、
どこの馬の骨とも知らない人に馴れ馴れしく甘えて偉そうに振舞われると、
悔しさ、絶望感、気持ち悪さ、回避衝動などが耐えられないほどキツくて、
気づくと最後の守り人たるサイコパス人格が出てくるんです。
サイコパスってナチュラルに自己中で、共感ゼロで、強いですからね。
自分ではどうしようもなくなるとスイッチングするのはまあ有り得る話です。
家族がアテにならなかった子供の最終防衛ライン?
きっと人間は最終手段としてサイコパス人格を呼び出す能力があるんだと思います。
もちろん全員じゃありません。
サイコパスの特性である「外向性」「好奇心」「刺激への弱さ」遺伝子を備えていれば
解離をしている間はサイコパスになることも出来るんですね。
私はたまたま暴力やモラハラには行かなかったですが、
同じような特徴を持っている人がDVや暴力の加害者になっても不思議ではないです。
そこには男女差や家庭の権力関係があったと思います。
私はたまたま女で身体が弱く、一家の大黒柱だったから「戦略家サイコパス」になるけれど、
身体の強い男子で親に甘えられる立場にあったら、思い通りにならないと「暴力的サイコパス」になってもおかしくありません。
解離したあとの人格の中にサイコパスがいる人がいてもおかしくないです。
虐待とサイコパス化には因果関係が指摘されています。
私は常にサイコパスな訳ではないので、サイコパスの成り立ちについてまでは分かりませんが、
自分を守る人格たちの一つにそういう子がいるのは確かなのです。
後天的サイコパスである「ソシオパス」と言うほどいつもじゃないので、ここではサイコパスと表記しました。
まとめ
普段はやさしく温厚で良い人が、
解離性遁走によってキレて暴言や暴力をするときは、
「本人も無自覚な『許せないこと』に触れてしまった可能性がある」。
許せないことをきちんと言葉で分析していくと、
そういうシーンを避けたり、本人が受容して解離ギレを起こさなくなるかも知れない。
でした。ほんと、解離とハサミは使いようで、
以前いじめの記事でも「いじめっ子をむしろ子分化した」と書いた通り、

追い詰められると人間って火事場の馬鹿力と言える能力を獲得します。
使うと仕事などで評価を受けやすいですが、後々ボロボロで大変なことになるので、
どうかあんまり使わないように、当事者からお願いです。
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