警戒・不安・緊張の入り口は五感!
現代社会に生きていると、
視覚>聴覚>>>味覚>嗅覚>触覚
となりがちです。会社員していると電話の音、話しかけられる声、あらゆる雑音を捌きながらパソコンに集中しているので、ほとんど視覚と聴覚だけで生きているかもしれません。
でも、人間がそういう視覚と聴覚に頼りきりの生活を始めたのは、わずかこの100年くらいです。全然進化が追いついていません。
何かに偏ると、それはすなわちストレスになります。やり過ぎに身体がついていけないのです。
だから、使っていない五感にも役割を振っておくと、集中と負担が分散してリラックスした状態に戻りやすくなります。
つまり視覚と聴覚は入ってくる刺激を下げて、
味覚、嗅覚、触覚に感覚を割り振ってバランスを取っていくイメージですね
聴覚
聴覚をゆるめるのが一番簡単だと個人的に思います。
人間は本来水の近くに住んでいたらしく、なぜかは分かりませんが波の音を聴くとリラックスするように出来ています。
長い進化の歴史の中でそうなったのでしょうね。
私は『究極の眠れるCD』が好きです。
もう一つの方法としては、優しそうで穏やかな人の声をかけておくというのがあります。
だから、オーディオブックをBGMにするのは理にかなっているのです。
特に寝る前には短編をかけっぱなしで寝てしまうと、いい感じで寝落ちできますよ
夫婦で寝ている方でも、お互い趣味の合う読書なら喧嘩しないですし。
視覚
現代人は視覚を使いすぎています。意識的に瞬きをゆっくりしてみたり、数秒でいいのでふと目を閉じてみたりするのは有効です。
前にも貼った眼球のリラックス動画も良いですよ。
パソコン系のお仕事されていると、眼輪筋がガッチガッチに凝ってしまいます。
すると夜寝る時も目が冴えてしまったります。是非寝る前にやってみてください。

目を閉じている時は慈悲の瞑想をするのがオススメです!
やり方は↑のリンクで解説しています。
触覚
柔らかくてフニフニスベスベしたものをなるべく触ってください。
フニフニのボールを握るのでもいいし、クッションや枕をぎゅーっとするのでもいいです。
先日、「休養ウェア」のベネクスを勧めたのも、肌触りが良くて身体を緩ませるものを「触覚」に割り振っておくだけで、リラックス効果があるのは楽だなと思っているから。
別にシルクのパジャマとかでも良いのですが、肌触りの良い服を着るのは大事です。
その点で言うとシーツや布団カバーも私はすごくこだわっています。目の細かいコットンで出来た「マイクロコットン」社のものを使っています。すべすべでムレにくく快適です。
嗅覚
植物という薬を何千年も利用してきたというファクト
これはもうアロマです。アロマについては結構本気でお勧めしています。
人は植物を少なくとも3000年以上薬として利用してきました。
抗生物質よりも300倍位長い歴史があるわけです。
ただ匂いを嗅ぐだけなのでとても簡単です。精油自体もそんなに高くありません。
これはぜひ始められれば始めていただきたいものの1つです。
特にトラウマや精神病関係は、外科のようなはっきりとした病気ではないので、
人によってはお薬が効いたり効かなかったり、逆に効きすぎたりしてしまいます。
植物が作り出す薬であれば効果もゆっくりですが、副作用も少なく、
安全性も何千年と言う歴史の中で検証されているので、
割と安心して始めることができますし、止めるのも簡単です。
トラウマや愛着障害、アダルトチルドレン、サバイバーさんにオススメの精油
何度も書いて恐縮ですが、私が日常的に使っている精油を載せておきます。入門には、ラベンダーとグレープフルーツがオススメ!
●ラベンダー:緊張を解く、抗鬱、安眠、生理の悩み
●フランキンセンス:トラウマケア、生理や更年期のお悩み
●ベルガモット:抗菌、抗ウイルス、抗鬱、抗不安
●ティーツリー:抗菌、抗ウイルス、免疫活性化
●グレープフルーツ:抗菌、抗鬱、抗ストレス、痩身
●ジャスミン:気分を高揚させる、セクシーさ、女性系のお悩み
アロマ入門者の方へ
その後色々と商品比較をしていましたが、やはりラサーナさんが良いようです。


アロマディフューザー本体とアロマの入門解説書、100%の精油5本が付いているので、
お値段的にもお得だと思います。
いい加減なサイトで買ったりすると100%の精油ではなく偽物を掴まされたりするので、
やはり最初は品質が保証されている大手さんが安心です。
生活の木だとちょっとプロ向け過ぎるし、無印は精油の種類的に?ですが、
ラサーナさんのサイトだと、ちょっと珍しいフランキンセンスの精油も販売されてました。
この入門キットについている精油についても解説しておきます。
●オレンジスイート:うつ、殺菌、不安、不眠症、心身症、ストレス、高血圧、インフルエンザ、消化器系、殺虫
●イランイラン:うつ、不眠、ストレス、不安、高血圧、過呼吸、頻脈、婦人科系、強壮、催淫
●ゼラニウム:うつ、不安、不眠、心身症、ストレス、筋肉の疲れ、冷え性、婦人科系、皮膚炎
●ラベンダー:上に同じ
嗅ぐだけ健康法、やってみていただきたいです。私はすごく役に立ってます。
味覚
過剰な警戒で視覚と聴覚に神経が偏っている時は、あえて味覚を満たしてみるのが良いと先生に言われました。
アメやガムを口に入れていると、お食事タイムだと身体が勘違いして、消化吸収部隊=副交感神経(腹側迷走神経)が働いてくれるとのこと。
夜寝るとき意外なら結構簡単で良い手だと思いました。大阪のおばちゃんはナチュラルに副交感神経を使ってるんですね! すごい!
辛いもの、しょっぱすぎるもの、甘すぎるものとかの刺激が強いものはダメですよ。
バランスをとり続けるということ
西洋医学の世界観が病気か病気でないかの白かっ黒かっであるのに対して、
東洋医学や伝統医学の考えではバランスを重視します。
これは仏教用語で言う「中道」に通ずるものですね。
「いつもバランスをとっていることこそ病気をしない道である」と言う考え方に基づいています。
西洋医学は「病気まで行ってしまった人」に対して診察を行い、処方薬を出しますが、
伝統医療では「病気になる前(未病)を治す」と言うことに重点を置いています。
このホームページで扱っている治らない病と言うのは西洋医学でもお手上げの、
いわゆるグレーゾーンだらけの未病の状態であるのに症状がひどいと言う状態です。
ですから私たちはバランスをとり続ける必要がある。
むしろバランスをとり続けていさえすれば、ある程度健康な状態を保つことができるともいえます。
現代社会、特に都市で生活する上では、刺激が多すぎる事はやむを得えません。
それでも自分なりにバランスを取るようにコントロールしてみると、案外お薬よりも症状緩和に役立つかも知れませんよ。
これも「心技体」の法則によります。

「心」つまり哲学や認知を変える事は非常に難しく、リバウンドしやすいですが、
五感に入ってくるものを少し変えたりセーブしたりすると言う事は、
そんなに難しいことではありません。まして心地よいものであれば尚更です。
視覚情報と聴覚情報に偏りすぎず、
目と耳を緊張させすぎてしまったら外から緩めて、
全体としてリラックスした状態に導いていけるように、
ご自身で刺激の対象を調節してみていただくと、結構良い効果があるかもしれません。
いろいろご紹介した便利グッズなどを使って、
まずは「体」からリラックスへの道を探してみませんか。
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