久々にあった「徹夜系に忙しい日」を乗り越えた話
私はワーカホリックでした。仕事に対して強迫観念がありました。
それは、高三の受験真っ最中に父が失業し、鬱になり、それを目の前で見ていたから。
いつもいつも、無意識のうちに、失業の影に怯えて生きてきました。
会社の人事に「なんでハッチさんはそんなにクビになると怯えているんですか?」と聞かれたことがあります。
その頃は自己愛的だったので、「なんてセンシティブなことを聞く無礼者め!」と怒っていた記憶がありますね。
それくらい生きるか死ぬかの大勝負で仕事をしていたので、当然徹夜も月に何度もしていました。
でもなんと。今週前半に徹夜覚悟のヤバイ納期の仕事に当たったのですが、
そこでテンパイにならず焦らず落ち着いてドーンと構えて集中して仕事をして、
結局納期2時間前に仕上げられた、その前後にブログの下書きを書いていたので、
それをご紹介したいと思います。
<仕事休憩中に書いた記事>治療の成果!「余裕」あるよ
いやー、地道に自分と向き合い続けていると良いことあるものです。
私はいま、まさに、今日中に仕上げなければならない仕事に追われています。
でも悠然とブログで気分転換している。
私のせいじゃなくて私が徹夜する、でも余裕だぜ!
そもそも仕事が遅れたのは私のせいではありません。
先輩、前任者、関係各所のボタンが一つずつかけ違って、
アンカー(取りまとめ)の私のところで一気に矛盾が噴出したのです。
昨日まで作ったデータは、もらった元データが間違っていたのでやり直し&関係各所へお詫び行脚。
新データは前任者の連絡ミスで私のところに来たのがさっき。
今までなら、「ワーッ!」とパニックになって慌ててワサワサしていました。
でも今回は少しも動じません。
「頭がパニックになるのは疲労が溜まっているから」「もう疲れていて能率が落ちている」という身体の声をキャッチし、
残業30分でパソコンを持って悠然と退社し、
残りは自宅ですることにさっさと切り替えられました。
もう、誰も責めるまい もう、被害者じゃないから
誰も責める気にはならなかったのも成長ポイントです。
いつもなら、多少なりとも「なんだよ、私のせいじゃ全然無いのに」と思いましたが、
今日はミスのあった人に感情的になることすらありませんでした。
今までは「私はこんなに頑張っているのに!」という被害者スイッチが入っていたんです。
でも、私はもう私自身を完全に統括している一国一城の主である統制感覚が強くありますから、
他人を責めることに脳味噌の余力を使うことより、まずは現実的な解決策を考えられています。
ミスのあった先輩にも仕事を分かち合ってもらいました。
今までは「こんなに頑張ってる被害者」の感覚がありつつ、でもどうせ誰も助けてくれないという思い込みがありました。
<徹夜回避後に書いた記事>助けてと言えない、出来ないと言えないAC
何かに追われていた
解離がとけてくると、良くも悪くもマイペースになります。
もともと勤勉じゃないので、
普段はボサッとしていることが増えました。
今思うと……いつも何かに追われていました。
解離しているアダルトチルドレンあるあるです。
見えない何かに追われていて、
追い詰められるとパニック、ヒステリー、死んだフリが始まっていた。
昨日は徹夜レベルの勤務状態でしたが、
いつものパニックが起きず、
冷静にパフォーマンスを計算して、
夜は23時半で仕事を切り上げ、
夜はしっかり9時間寝て、朝は起きてすぐ9時からロケットスタート。
結局仕事は先輩方のお力添えもあり時間内に終わりました。
今までならヒステリックになって自分を追い込みまくり、
おそらく寝ないで無理矢理仕上げたと思います。
なぜそんなに命を削ってまで真面目に仕事していたのか……
いまになると不思議です。
言えなかった「助けて下さい」「手伝って下さい」「出来ません」「教えて下さい」
あと、どうしても「助けて」が言えなかった。
それは育ちの問題だと分かっていたけれど、
身体が変わると認知は勝手についてきますね。
今回は当たり前のように先輩を頼りました。
でも、礼節は尽せました。
「出来ない」も言えるようになりました。
これまで、どんなに苦手なことも、「出来ます」と引き受けてきたのに。
先端恐怖症、刃物恐怖症、血液恐怖症も隠して仕事してきた。
でも、「エクセル苦手なので、細かく教えていただけませんか?」と言えた。
その一言をずっとずっと言いたかった。
なのに、言えなかった。
頼まれてもいないのに、スーパーマンなみに何でも出来ないと思い込んでいた
会社の誰も私のことをスーパーマンだとは認識していない。
それなのに私は勝手に一人芝居でスーパーマンのようになろうとしていた。
何かに追われていたから。
もう、そんな肩の荷は降りてしまったから、
個人プレイヤーとしてはパフォーマンスが下がったけれど、
組織人としてはパフォーマンスが上がっているのを実感しています。
その辺りで悩んでいらっしゃる方がいれば、
多分お力になれると思います(^-^)
<改めて今回の成功体験に学ぶこと>神経は、変えられる!!
認知行動療法の限界を感じた
長いこと認知行動療法を受けたり、そのプログラムを分析したり勉強していく中で、
私はやっぱり、変えるべきは認知じゃない、と思うようになりました。
だって身体がボロボロだったり、
小児期トラウマで神経自体が改変されている人が、
いくら認知の歪みをとってもすぐ戻っちゃいます。特に追い詰められたら。
今回は「どうみても徹夜しないと終わらないな」という仕事が目の前にあって、
今まで通りのやり方でやれば、一人で抱え込んで一人で徹夜して一人で怒っていたでしょう。
認知行動療法は、こういう非常事態(闘争逃走反応状態)に弱いです。
戦争は終わったと身体が理解するために
私は4月から本格的にソマティックエクスペリエンスを始めました。
そこで目指すのは神経の混乱をほどき、動物として本来持っている安心安全の感覚を引き出すこと。
そして安心安全である状態を定常状態として「上書き保存」していくことです。
私の神経系は、親がいつ死ぬか分からないとか、褒められたり虐待されたりランダムすぎる体験が長かったため、
常に戦争状態でした。
最近やっと、身体が時間をかけて「あれ? 戦争終わった?」と変わってきて、
夜もノー悪夢で眠れるようになったり、ご飯が喉を通るようになったり、
身体の変化がゆっくりと確実に起こっています。

認知じゃなくて身体が変わったから、落ち着いて対処できた
焦らず淡々と作業したおかげで、予定より早く終わるレベルに順調に仕事が進みましたが
これはひとえに私が私の身体に対して安心安全を獲得したからに他なりません。
解離して心と身体を切り離せば、徹夜でも過集中による能率アップも自由自在です。
でもそれは一時的なもので、うさぎとかめみたいなもの。
結局は淡々と地道に着実にやったほうが疲れも少ないし、神経ダメージも少ない。
なにより人間関係が円滑です。
ヒステリーなし。パニックなし。焦りなし。被害者感覚なし。イライラなし。
おまけにニコニコ穏やかにハードワークしていると、みんなが手伝ってくれます。

自己愛に逃げるより、身体を感じろ!
これは同じ悩みを持っている友達にもよく言うことなのですが、
それは私自身が誰よりも実感しているからなのです。
ちょっと自己愛バージョンの対応と、心技体バージョンの対応の違いを書きます。

自己愛性パーソナリティ的・解離性障害的対応
・なんで私ばっかり! 被害者だわ! くそー今に見てろよ!
・私は仕事ができる、できる、できる! 万能だ万能だ万能だ万能だ!
・周りの奴らはみんな敵だ! 私を苦しめやがって! これだから信用ならん!
心技体が一致して解離がとけた対応
・まあそういう時もあるよね。落ち着いてやればあと正味12時間で終わる仕事だ
・デザイン的仕事は私でもできる。でもエクセルのマクロを組むのはできない。先輩を頼ろう
・A先輩にはマクロを手伝ってもらおう、部長には最終チェックのアポイントを取ろう
仕事はできても評価は下がる自己愛的対応
この二つは、若気のいたりだった頃の私と、この間の私の比較です。
いま冷静になって考えると、自己愛的な人が嫌われるのも宜なるかなという感じです。
どんなに仕事量が多くても、仕事の質が高くても、こんなやつ評価されなくて当然ですね。
本当に一人でも多くの自己愛に逃げてる系のお仲間さんに、このことを伝えたい。
その頑張り、ぜんぶ裏目に出ますよ。
それなら身体が健康になって、ついでに心も健康になって、人間関係もよくなったほうが良いに決まってる。
これからもガンガンゆるめていくので、引き続きよろしくお願いします( ´ ▽ ` )
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