突然ですが、女子のみなさん、イケメンは好きですか?
男子のみなさん、美女は好きですか?
私は超・苦手でした。イケメンと美女を見ると鳥肌が立つレベルで。
合理的な理由じゃなく、生理的にムリすぎて、
美女ばかりの部署に異動した時には本気の鬱になりました。
今日は恐怖症のリアルボイスです。
嫉妬じゃない、明確な身体的恐怖感
私は「先端恐怖」「血液恐怖」など生育歴から分かりやすい恐怖症から、
「美男美女恐怖」という自分でも理屈で説明できない変な恐怖症がありました。
今回はこれを題材に、コンプレックスと不安と恐怖症の関係を考えてみます。
美男美女を見ると「逃走」反応が起きていた
私にも青春時代があり、中学までは公立の共学だったので色んな子がいました。
いわゆる「スクールカースト」上位のキラキラチャラチャラした人の中でも、
フツーに良い人で気さくなタイプは話せるのですが、
気が強くて圧がすごいタイプや、ぶりっこさんや、ナチュラルイケメン系は、
側によるだけで身の毛がよだち、逃げたくなることが結構ありました。
「離れないとヤバイ!」となって、まさに逃げる方のストレス反応が起きる。
そのせいで集団行動が好きなのに、強いストレスを感じていました。
でもこれって普遍的な問題で、誰でも生理的にムリっていうタイプがあって、
それがたまたま私はイケメンと美女だっただけなんじゃないのか。
みんなも悩んでいる、人間関係のよくあるお悩みなのでは? と思い、
今日は対人恐怖症をテーマに書かせていただきます。
恐怖症から読み解くあなたの深層心理(と後半はメンヘラ心理)について。
①相手に自分のシャドウ(隠したい暗部)を見ていた
これが一番よく言われています。精神分析学でユングが言っているやつです。
自分の弱点や、隠しておきたい弱みを相手に「投影」して、
その人自身が本当はどうであるかに関わらず「生理的にムリ」レッテルを貼り、
トラウマティックな場面の再現を避けようとする無意識の行動です。
私の場合、「努力・根性・仁義」で弱さをカバーしようとしていたため、
生物学的に(遺伝子レベルで)圧倒的に優れている美男美女を見ると
ーー努力と根性じゃどうにもならなくない?
ーーってかそんなに無理に無理を重ねても、どうせ奴らに少しも勝てないよ?
ーーそもそも圧倒的強者の彼ら彼女らは、自然体でも生きられてるじゃん
ーー私みたいな圧倒的弱者・生まれながらの敗者は、一生努力と根性しかないね
という悪魔のささやきが聞こえてくるわけです。
自分がモテたいから嫉妬していたというより、
人生の大黒柱そのものを否定されているようで、
リラックス自然体系美男美女は本当にムリでした。
私のキャパが小さいせいで、無実の美男美女に無闇に冷たくしてしまったこと、
本当にお詫びします……。
あの人たちだって好きで美男美女に生まれたんじゃないもんね(^^;)
「課題の分離」が出来ていないせいで、何の利害関係もない他人に
「生理的にムリ」なんて言って、心から申し訳ないな、と思っています。
②両親との関係性におけるトラウマを、ぶつけていた
これも「シャドウの投影」ではあるのですが、
やっぱりフロイトも親子関係に相当拘っていたように、
子供が最初に出会う人間関係の基礎は親の夫婦関係です。
それがあまりに激しすぎるものだと、やっぱりトラウマになっちゃいますし、
あまりに冷めすぎていたら回避性障害になっちゃいます。
たとえ愛着が形成できたとしても、親の関係性を子供は完コピしてしまう。
それくらい微妙なバランスにあるもの。
うちの両親はいわゆる「大学・社会人でモテた系」を自称していて、
お馴染みの激しすぎる「ぶつかり稽古痴話喧嘩」を毎晩のようにしていました。
だから何となく、「モテ自慢する系の人=本性出すとヤバイ」という刷り込みがありました。
ナルシスト父もサイコパス母も超絶外面が良く、外では爽やかニコニコタイプです。
そういう人の激変っぷりや裏側を知りすぎていて、
その進化系としての「無理しないリラックス自然体系美男美女」は、
もう家帰ったらどんだけブチ切れて悪口言いまくってるのだろうと
妄想マックスになって勝手に怖くなっていました。
「嫌われたらマジで何をされるかわかったもんじゃない´д` ;」と。
本当に、今思うとすべては妄想でした。
穴があったら入りたい恥ずかしさ。ただのバカです。想像力が貧困。
なんで容姿と雰囲気だけで妄想し、勝手に決めつけ、避けまくってきたのか。
もしご不快な思いをさせた方がいたら、全力でお詫びしたいです。
だって、好きで美男美女に生まれたんじゃないもんね。ごめんね。
③解離がとけて正体を暴かれる恐怖があった
これはイケメンの話です。男性の方は美女恐怖症と読み替えてください。
美女はまあ腹を割って話せば分かり合えたりもするのですが、
イケメン恐怖症は確かにいまだに残っています。
「顔がキレイ」「オーラがある」だけで、もう生理的にムリすぎて逃げてきました。
あ、「目があったから気があるのかな?」的な自意識過剰ではない方です。
それは、多分、「動物のメス」としての本能に、
解離して裏技使いまくって気を抜いたらガラガラ崩れそうなジェンガ建造物が
乗っ取られるような気がして怖かったのだと思います。
金曜日から数年振りに少女漫画を読みました。
たぶん主人公はアダルトチルドレンで回避性障害と強迫症ですね。
それがイケメンにグイグイされて心を開くという有り得ないほど美味しい話です(・∀・)
その主人公の描写を見て、「ああ、私、解離をとかれるのが怖かったんだ」と悟ったのです。
子孫を残すため存在する、生物の頂点に君臨するイケメンは、側にいるだけで、
「解離や努力より楽しい世界があるよ〜! お前もくれば〜!」
と誘ってくる(注:幻聴)のです。フェロモン出てるし。
近づくだけで、「努力・根性・仁義」の象牙の塔が崩れて、
ただの年相応のメスになってしまう。
身体も神経も弱い、生身の死にかけの動物に戻ってしまう。
「そんなことになったら自分が自分を保てないじゃないか」(これも幻聴)
と自分を戒めるために、「恐怖症」という防衛機能を使って、
「自分のコンフォートゾーンに戻ろう、そうだ戻るんだ! 気合! 努力!」
と冒険を避けて避けて解離街道をまっしぐらに走ったのだと思います。
それについては、良かった8割、健康を害した2割という暫定評価なので、
下手にアイドルやイケメンのおっかけをせず、勉強しまくっておいて良かったな、とは思いたいです。
④理性のタガが外れたら、メンヘラ(境界性パーソナリティ障害)になるから
これは該当する方は少ないかも知れません。
でもメンヘラ女・メンヘラ男にうっかり引っかかってしまった方もお読みください。
普段は鉄壁の理性……と言っても様々な幻聴に惑わされながらも
なんとか責任感と使命感を持って理性的に生きようとしていたのですが、
恋愛ってそもそも動物としてもっとも大事な機能(子孫繁栄)なので、
快楽ホルモンもいろんな種類がバンバン出て「もっとやれー!」と身体が暴走するわけです。
そうやって理性より本能が優位になると、コンプレックスが前面に出てきちゃうんですね。
これは人によりますが、私の場合だと
見捨てられ不安+回避衝動+人間不信+愛情不信+感情の乱高下
=境界性人格障害(ボーダーライン)
が内側から理性の皮を破って出てきちゃうわけです。
「付き合う前と後とで人格変わりすぎじゃない?」といつも言われています。
これでフラれたことも当然あります。正直トラウマです。
ただ、これは本能のすることなので、理性ではどうしようもない。
出てくるなと言っても、ボダ子ちゃんは出てくる。時と場所を選ばず。
だから、見捨てられ不安を煽ってくるモテ系の人は怖かった。
ボーダーになっちゃうから。そしてボーダー人格は手に負えないから。
メンヘラについては別の記事にしますが、メンヘラ当事者の方は、
どうか高望みせず、自分と釣り合う人を選んでください。精神安定します。
ボーダー気質がある人は相手にモテる人やお色気系を選ぶと、精神自滅します。
勝手に見捨てられ不安を募らせ、相手がすごく良い人であっても自滅します。
重要 好きでメンヘラになったんじゃない
メンヘラを全開にオープンにできる猛者もいますが、
私はなるべくならボダ子ちゃんはしまっておきたいタイプです。
だからそうさせそうな人物を恐怖を使って物理的に遠ざけてきました。
世の中ではメンヘラって臭いものに蓋的に嫌われていて、
自分も思いっきり当事者なんでそれも分かるんですが
ボーダーを「悪いもの」「キモい」「エグい」と負のレッテルを貼ると
その人はその人本体を攻撃されたことになり、ますますヒートアップします。
なぜなら、境界性は家庭環境や身体の弱さが原因であることが多く、
自分ではどうにも解決の糸口が見つけられないからです。
身近にボーダーっぽい人がいたら、このあとの記事でご紹介する
マインドフルネスが治療成績を上げているようなので、そちらをご活用ください。
……最近、ボーダーのあの子、出てこないけど元気にしてるかな(体内会話)
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